デロンギのエスプレッソマシンは、公式オンラインストアで見ると、自分で粉を詰めて抽出する「エスプレッソメーカー」(手動式)が7機種、豆を挽くところから抽出までボタンでやる「全自動コーヒーマシン」が12機種あります(色違いは1機種として数えています)。価格は22,800円から338,000円まで約15倍の開きがあり、名前だけ見てもどれが何なのかわかりにくい並びです。
この記事では、19機種の価格・大きさ・ミル・ミルクの泡立て方を、公式ストアの商品ページと取扱説明書から集めて比べました。手動式は「ミルなし2.28万〜5.98万円」と「ミル付き12.8万〜16.8万円」に分かれ、ミル付きの手動式は全自動で一番安い機種(6.98万円)より高い、というのが並べてみてわかった一番大きな点です。編集部にあるのはマグニフィカS(ECAM22112B)の1台で、ほかの18機種は使っていません。比べているのは、公式に書かれている数字です。
※価格はデロンギ公式オンラインストアの税込価格で、2026年11月4日に確認したものです。家電量販店や通販サイトでは価格が違うことがあります。
- デロンギのエスプレッソマシン19機種の公式価格と、3つの価格帯
- 手動式7機種の大きさ・ミル・カフェポッド対応の違い
- 手動式と全自動の違い(価格・置き場所・ミルク・手入れ)
- 仕様表の「15気圧」「重量」の読み方と、目的別に最初に見る機種
デロンギのエスプレッソマシンは手動式7機種・全自動12機種
公式ストアのデロンギのエスプレッソマシンを価格順に並べると、3つの帯に分かれます。ミルの無い手動式が22,800〜59,800円、全自動が69,800〜338,000円、ミル付きの手動式が128,000〜168,000円です。
| 種類 | 機種数 | 公式ストア価格 | 豆・粉 | ミルク |
|---|---|---|---|---|
| 手動式(ミルなし) | 4 | 22,800〜59,800円 | 粉を使う(3機種はカフェポッドも) | 手動のスチームノズル |
| 手動式(ミル付き) | 3 | 128,000〜168,000円 | 本体で豆を挽く | 手動のスチームノズル |
| 全自動 | 12 | 69,800〜338,000円 | 本体で豆を挽く | 自動7機種(うち1機種は手動ノズルも)・手動5機種 |
59,800円と69,800円の間には、手動式・全自動とも機種がありません。目につくのは、ミル付きの手動式が全自動の価格帯と重なっていることです。128,000円では、手動式のラ・スペシャリスタ・アルテ(EC9155J)、ミルクの泡まで自動の全自動マグニフィカ スタート ラテクレマ ホット(ECAM22062)、ミルクは手動ノズルの全自動マグニフィカS スマート(ECAM25023SB)の3機種が同じ値段で並びます。
手動式の高い機種には、挽き目の段階、抽出温度の設定、圧力計など、自分で調整するための機能が付いています。価格の差は「自動か手動か」だけでは決まっていない、ということです。
なお、公式サイトの分類にはカプセル式(ネスプレッソ・ネスカフェ ドルチェ グスト)の項目もありますが、2026年11月4日時点の日本の公式ストアでは0製品でした。
デロンギの手動式エスプレッソメーカー7機種の価格と仕様
手動式は、粉(またはミルで挽いた豆)をフィルターホルダーに詰め、ボタンやダイヤルで抽出する機種です。ミルクは7機種ともスチームノズルで自分で泡立てます。
| 機種(型番) | 公式ストア価格 | 幅×奥行×高さ(mm) | 本体質量 | 水タンク | ミル | カフェポッド |
|---|---|---|---|---|---|---|
| スティローザ (EC235J) | 22,800円 | 210×265×300 | 約3.2kg | 約1L | なし | 対応 |
| クラシック (EM450J) | 35,800円 | 225×290×315 | 約4kg | 1.7L | なし | 記載なし |
| デディカ アルテ (EC885J) | 54,800円 | 150×330×305 | 約4kg | 1.0L | なし | 対応 |
| デディカ デュオ (EC890J) | 59,800円 | 150×330×305 | 約4.1kg | 1.0L | なし | 対応 |
| ラ・スペシャリスタ・アルテ (EC9155J) | 128,000円 | 285×370×400 | 約8.8kg | 1.7L | コーン式8段階 | 記載なし |
| ラ・スペシャリスタ・アルテ イーヴォ (EC9255JN) | 148,000円 | 285×370×400 | 約9.5kg | 1.7L | コーン式15段階 | 記載なし |
| ラ・スペシャリスタ・プレスティージオ (EC9355J) | 168,000円 | 385×370×450 | 約13.5kg | 2.0L | コーン式8段階 | 記載なし |
ミルの無い4機種は、粉かカフェポッドで淹れる
スティローザ(EC235J)は22,800円で、19機種で一番安い機種です。ダイヤル1つで電源・予熱・抽出・スチームを切り替える作りで、使えるカップは高さ10cm以内と取扱説明書にあります。
クラシック(EM450J)は35,800円で、ミルの無い4機種のうち圧力計が付いているのはこの機種だけです。水タンクは1.7Lで、デディカ(1.0L)より多く入ります。
デディカ アルテ(EC885J)とデディカ デュオ(EC890J)は幅150mmで、19機種で一番細い機種です。どちらも抽出温度を3段階から選べます。デュオはアルテより5,000円高い代わりにコールドブリューの機能があり、所要時間は取扱説明書で「終了まで5〜6分程度」とされています。
カフェポッド(E.S.E.規格・44mm)に対応すると公式が書いているのは、スティローザとデディカ2機種です。クラシックは、商品ページと取扱説明書のどちらにもカフェポッドの記載がありません。
ミル付きのラ・スペシャリスタ3機種は、豆を挽いたあと自分で詰める
ラ・スペシャリスタの3機種は、本体のミル(コーン式)で豆を挽いてフィルターホルダーに受け、その粉を自分で押し固めて(タンピングして)抽出します。3機種とも圧力計があり、抽出温度を3段階から選べます。
アルテ(EC9155J)は128,000円で、挽き目は8段階です。アルテ イーヴォ(EC9255JN)は148,000円で、挽き目が15段階に増え、コールドブリューのメニューが付きます。プレスティージオ(EC9355J)は168,000円で、レバーを下ろして一定の力で押し固める「スマート タンピング ステーション」があり、水タンクは2.0Lです。
大きさは、アルテとアルテ イーヴォが幅285mm、プレスティージオが幅385mm・本体質量約13.5kgです。プレスティージオは、デロンギの全自動12機種のどれよりも幅が広く、重い機種です。
アルテのブラックメタル(EC9155J-B)は、2026年11月4日時点の公式ストアで在庫切れと表示されていました。
タンピングの力の目安やタンパーのサイズの選び方は、別の記事にまとめています。

デロンギの全自動コーヒーマシン12機種の価格とミルク機能
全自動は、豆を入れておけば、挽く・詰める・抽出するまでを本体がボタン1つでやる機種です。12機種の違いは主にミルクの泡立て方とメニューの数で、価格は69,800円から338,000円です。
| 機種(型番) | 公式ストア価格 | ミルク | 幅×奥行×高さ(mm) | 本体質量 | 詳しい記事 |
|---|---|---|---|---|---|
| マグニフィカS (ECAM22112) | 69,800円 | 手動 | 238×430×350 | 9.5kg | 違いと選び方 |
| マグニフィカ スタート (ECAM22020) | 97,800円 | 手動 | 240×440×350 | 9.5kg | 違いと選び方 |
| マグニフィカ スタート ミルクモデル (ECAM22080GB) | 124,800円 | 自動 | 240×440×350 | 9.5kg | 違いと選び方 |
| マグニフィカ スタート ラテクレマ ホット (ECAM22062) | 128,000円 | 自動 | 240×440×350 | 9.5kg | 違いと選び方 |
| マグニフィカS スマート (ECAM25023SB) | 128,000円 | 手動 | 238×440×350 | 9.5kg | 違いと選び方 |
| ディナミカ (ECAM35035W) | 138,000円 | 手動 | 240×445×360 | 9.5kg | 違いと選び方 |
| リヴェリア (EXAM44035B) | 188,000円 | 手動 | 250×435×380 | 10kg | 違いと選び方 |
| ディナミカ ラテクレマ (ECAM35055B) | 198,000円 | 自動 | 240×445×360 | 10kg | 違いと選び方 |
| リヴェリア ミルク (EXAM44055) | 238,000円 | 自動 | 250×435×380 | 10kg | 違いと選び方 |
| エレッタ カプチーノ (ECAM45760B) | 248,000円 | 自動+手動 | 260×460×360 | 11kg | 違いと選び方 |
| エレッタ カプチーノ エヴォ (ECAM46860W) | 258,000円 | 自動 | 260×460×360 | 12kg | 違いと選び方 |
| エレッタ エクスプロア (ECAM45086T) | 338,000円 | 自動(ホット+コールド) | 260×450×385 | 12kg | 違いと選び方 |
ミルクを自動で泡立てる機種で一番安いのは、マグニフィカ スタート ミルクモデル(ECAM22080GB)の124,800円です。冷たいミルクの泡まで本体だけで作れるのは、エレッタ エクスプロア(ECAM45086T、338,000円)だけです。
公式ストアに載っていないマグニフィカ イーヴォ(ECAM29064・ECAM29081)は、この12機種に入れていません。違いはマグニフィカ イーヴォの記事にまとめています。

デロンギの手動式と全自動の違い:価格・置き場所・ミルク・手入れ
同じデロンギのエスプレッソマシンでも、手動式と全自動では置き場所と毎回の作業がかなり違います。公式の数字で比べると次のとおりです。
| 項目 | 手動式(7機種) | 全自動(12機種) |
|---|---|---|
| 公式ストア価格 | 22,800〜168,000円 | 69,800〜338,000円 |
| 豆・粉 | ミルなし4機種は粉(3機種はカフェポッドも)、ラ・スペシャリスタ3機種は本体で挽く | 全機種が本体で挽く |
| 粉を詰めて押し固める | 自分でやる | 本体がやる |
| ミルク | 7機種とも手動のスチームノズル | 自動7機種・手動5機種 |
| 幅 | 150〜385mm | 238〜260mm |
| 奥行 | 265〜370mm | 430〜460mm |
| 本体質量 | 約3.2〜13.5kg | 9.5〜12kg |
| 水タンク | 1.0〜2.0L | 1.4〜2.0L |
| 消費電力 | 1100〜1450W | 1450W(全機種) |
置き場所は、手動式のほうがどれも奥行が浅い
奥行は、手動式7機種が265〜370mm、全自動12機種が430〜460mmで、手動式はどの機種も全自動より浅くなっています。ミルの無い4機種は本体質量も約3.2〜4.1kgで、全自動(9.5〜12kg)の半分以下です。奥行の浅い棚に置きたい、使うたびに出し入れしたいという場合は、手動式のほうが収まりやすい数字です。
反対に、ミル付きのラ・スペシャリスタは幅285〜385mmで、全自動(238〜260mm)より横幅を取ります。
ミルクは、手動ノズルだと泡立てが自分の作業になる
手動式の7機種と、全自動のうちマグニフィカSやディナミカなど5機種は、スチームノズルでミルクを泡立てます。ミルクの量や温度、ノズルを入れる深さを自分で合わせる作業で、ボタンを押せば泡まで出てくる仕組みではありません。
編集部のマグニフィカS(ECAM22112B)も手動ノズルの機種です。ふだんはエスプレッソ専用になっていて、ミルクフロッサーはほとんど使っていません。ミルクを使う飲み物を毎日作るなら、この泡立ての手間を、ミルク自動の機種との価格差と比べて決めることになります。
このサイトに届く検索でも、手動ノズルのマグニフィカSを持っている人の「ミルクが泡立たない」という検索が目立ちます。ノズルの使い方と、泡立たないときの原因は別の記事にまとめました。

手入れは、全自動にも抽出ユニットの水洗いと除石灰がある
全自動は毎回の作業が少ない代わりに、抽出ユニットを外して水洗いし、定期的に除石灰をする手入れが取扱説明書で求められています。手動式は、抽出のたびにフィルターホルダーの粉を捨てて洗う作業があります。除石灰剤の種類と、機種ごとのやり方・時間は別の記事にまとめています。

デロンギの仕様表を読むときの注意:「15気圧」と「重量」
デロンギの商品ページの数字には、そのまま比べると取り違えやすいものが2つあります。
15気圧は最大のポンプ圧、抽出に最適な圧力は9気圧
手動式の商品ページの技術仕様にある「15」は、ポンプ圧(最大気圧)の値です。スティローザとデディカ アルテの商品説明には「抽出に最適な圧力=9気圧」とあり、15気圧で抽出するという意味ではありません。ラ・スペシャリスタ・アルテ イーヴォとプレスティージオは、ポンプ圧の数字が商品ページにも取扱説明書にもありませんでした。
商品ページの「重量」は箱込みの重さ
商品ページの技術仕様の「重量」は、梱包重量と同じ値になっていました。たとえばスティローザは「重量」4.676kgに対して取扱説明書の本体質量は約3.2kg、プレスティージオは16.4kgに対して約13.5kgです。棚の耐荷重などを考えるときは、取扱説明書の本体質量で見てください。この記事の表も、取扱説明書の値を載せています。
目的別:デロンギのエスプレッソマシンで最初に見る機種
19機種を公式の仕様で絞ると、目的ごとに最初に見ておきたい機種は次のとおりです。
| こうしたい | 最初に見る機種 | 公式ストア価格 | 理由(公式の仕様) |
|---|---|---|---|
| できるだけ安く始めたい | スティローザ(EC235J) | 22,800円 | 19機種で一番安い。粉とカフェポッドが使える |
| 置き場所が狭い | デディカ アルテ(EC885J) | 54,800円 | 幅150mm(デュオと同じ)で19機種で一番細い。奥行330mm |
| 水出し風のコーヒーも作りたい | デディカ デュオ(EC890J) | 59,800円 | 手動式でコールドブリュー機能があるのはデュオとアルテ イーヴォだけ |
| 抽出の圧力を見ながら淹れたい | クラシック(EM450J) | 35,800円 | ミルの無い4機種で圧力計があるのはこの機種だけ |
| 豆から挽いて、抽出は自分で | ラ・スペシャリスタ・アルテ(EC9155J) | 128,000円 | ミル付きの手動式で一番安い。挽き目8段階 |
| ボタンでエスプレッソ、ミルクは自分で | マグニフィカS(ECAM22112) | 69,800円 | 全自動で一番安い。編集部にある機種 |
| ミルクの泡までボタンで | マグニフィカ スタート ミルクモデル(ECAM22080GB) | 124,800円 | ミルク自動の全自動で一番安い |
| 冷たいミルクの泡も作りたい | エレッタ エクスプロア(ECAM45086T) | 338,000円 | 冷たいミルクの泡を本体だけで作れるのはこの機種だけ |
通販サイトで価格を確かめるためのリンクを、上の表の機種から置いておきます。価格や在庫は販売店ごとに違います。
スティローザ(EC235J):22,800円・粉とカフェポッド
デディカ アルテ(EC885J):54,800円・幅150mm
ラ・スペシャリスタ・アルテ(EC9155J):128,000円・ミル付きの手動式
マグニフィカS(ECAM22112):69,800円・全自動で一番安い
マグニフィカ スタート ミルクモデル(ECAM22080GB):124,800円・ミルク自動
デロンギのエスプレッソマシンでよくある質問
機種選びのときによく出る疑問を、公式ストアと取扱説明書の記載から答えます。
- デロンギのエスプレッソマシンで一番安い機種は?
-
公式ストアの税込価格(2026年11月4日確認)で一番安いのは、手動式のスティローザ(EC235J)の22,800円です。豆を挽くところから自動でやる全自動では、マグニフィカS(ECAM22112)の69,800円が一番安い機種です。
- デロンギのエスプレッソマシンで、ミルクを自動で泡立てられるのは?
-
手動式の7機種はすべて手動のスチームノズルで、ボタンだけでミルクの泡まで作る機種はありません。全自動12機種のうち7機種がミルクを自動で泡立て、公式ストアで一番安いのはマグニフィカ スタート ミルクモデル(ECAM22080GB)の124,800円です。
- デディカの幅はどれくらい?
-
デディカ アルテ(EC885J)とデディカ デュオ(EC890J)は幅150mm(約15cm)です。デロンギの全自動12機種の幅は238〜260mmなので、デディカは約9〜11cm細くなります。
- カフェポッドが使えるデロンギのエスプレッソマシンは?
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公式がカフェポッド(E.S.E.規格・44mm)に対応すると書いているのは、スティローザ(EC235J)、デディカ アルテ(EC885J)、デディカ デュオ(EC890J)の3機種です。クラシックとラ・スペシャリスタ3機種は、商品ページと取扱説明書にカフェポッドの記載がありません。
- 「15気圧」は15気圧で抽出するという意味?
-
商品ページの15気圧は、ポンプ圧(最大気圧)の値です。スティローザとデディカ アルテの商品説明には、抽出に最適な圧力は9気圧と書かれています。
- 豆から挽けるデロンギのエスプレッソマシンは?
-
ミルが付いているのは、手動式のラ・スペシャリスタ3機種(128,000〜168,000円)と、全自動の12機種です。ラ・スペシャリスタは本体のミルで挽いたあと、粉を押し固める(タンピング)のは自分でやります。
- 商品ページの「重量」と取扱説明書の重さが違うのはなぜ?
-
商品ページの技術仕様の「重量」は梱包重量と同じ値になっているためです。たとえばスティローザは4.676kgと表示されていますが、取扱説明書の本体質量は約3.2kgです。
この記事で参照した公式の情報
価格・仕様はすべてデロンギの公式情報から取りました。手動式は2026年11月4日、全自動の仕様は2026年10月28日に確認し、全自動の価格は2026年11月4日に変わっていないことを確認しています。
- デロンギ公式オンラインストア「エスプレッソメーカー」カテゴリー
- デロンギ公式オンラインストア「全自動コーヒーマシン」カテゴリー
- 手動式7機種の商品ページと取扱説明書(EC235J・EM450J・EC885J・EC890J・EC9155J・EC9255JN・EC9355J)
- 全自動12機種の商品ページと取扱説明書

