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デロンギの除石灰剤は2種類|クエン酸で代用できる?公式の答えと機種別のやり方・時間

灰色の天板に水の入った計量ジャグ、ラベルのない白いボトル、エスプレッソカップ、たたんだ布巾

デロンギの全自動コーヒーマシンで「石灰の除去」のお知らせが出たときに使うのが、除石灰剤です。公式オンラインストアで売っているのは、DLSC200(100mL×2本)とDLSC500(500mL)の2種類です。

よく聞かれる「クエン酸で代用できるか」には、公式の答えがあります。ただし「禁止」とまでは書かれておらず、手動のエスプレッソマシンでは酢を使う手順が正式に載っている機種もあります。

この記事では、公式ストアの商品ページ、公式FAQ、全自動コーヒーマシン9機種の取扱説明書を突き合わせて、除石灰剤の選び方、代用についての公式の答え、機種別のやり方と時間、頻度の決まり方をまとめました。

※価格は2026年10月24日時点の公式オンラインストアの表示(税込)です。手順は各機種の取扱説明書と公式FAQによります。

この記事でわかること
  • 公式の除石灰剤2種類の違いと、1回あたりの値段
  • クエン酸や酢で代用できるかについての公式の答え
  • 全自動に共通の除石灰のやり方と、機種別の所要時間
  • 除石灰の頻度が水の硬さで決まる仕組み
  • 除石灰のお知らせが消えないときの対処
目次

デロンギの除石灰剤は2種類|DLSC200とDLSC500の違い

デロンギの公式オンラインストアで買える除石灰剤は2つです。中身は同じ「Decalk Care(ディカルク ケア)」で、容量が違います。成分は植物由来の乳酸です。

型番容量使える回数価格(税込)1回あたり
DLSC200100mL×2本2回1,480円740円
DLSC500500mL5回2,480円496円
出典:デロンギ公式オンラインストア(2026年10月24日確認)。1回あたりは編集部が価格を回数で割った値

1回に使うのは除石灰剤100mLと水1Lです。商品ページでは、どちらも全自動コーヒーマシンとエスプレッソ・カプチーノメーカーに対応するとされています。

なお、全自動コーヒーマシンには、買ったときの付属品に除石灰剤が入っています。最初のお知らせのときは、まず付属の分を使えます。

3回以上使うならDLSC500のほうが安い(編集部の計算)

1回あたりでは、DLSC500のほうが244円安くなります。使う回数ごとに、必要な本数の合計を比べると次のとおりです。

除石灰の回数DLSC200で買う場合DLSC500で買う場合
1〜2回1,480円(1箱)2,480円(1本)
3〜4回2,960円(2箱)2,480円(1本)
5回4,440円(3箱)2,480円(1本)
編集部の計算。公式オンラインストアの価格(2026年10月24日)による

3回以上使うならDLSC500、2回までならDLSC200が安く済みます。マシンを長く使うつもりなら、DLSC500を1本持っておくと、お知らせが出たときにすぐ取りかかれます。

ケアキット DLSC306 に入っているもの

除石灰剤をほかのお手入れ用品とまとめた「コーヒーマシン ケアキット」(DLSC306、4,980円)もあります。中身は、ウォーターフィルター、除石灰剤、ミルク汚れ用の洗浄液マルチクリーン、マイクロファイバークロス、水硬度チェッカーです。除石灰剤の量は商品ページに書かれていません。

フィルターや洗浄液まで一式そろえたい人向けのセットです。

デロンギの除石灰剤はクエン酸で代用できる?公式の答え

クエン酸や酢、他社の除石灰剤を使ってよいかについて、デロンギの公式FAQには「他社の除石灰剤を使用してもいいですか?」という項目があります。答えは「当社の除石灰剤のご使用をおすすめします」です。

理由として、濃度が適正でないと本体内部のガスケット(パッキン)を痛めてしまう、と書かれています。公式ストアの商品ページは、成分の乳酸について「クエン酸以上の殺菌力」と説明していますが、比べた根拠のデータは示されていません。

一方で、公式資料をひととおり確かめると、代用を禁じる書き方まではされていません。

公式の資料書いてあること
公式FAQ(全自動)他社の除石灰剤について「当社の除石灰剤のご使用をおすすめします」。濃度が適正でないとガスケットを痛める
全自動の日本語の取扱説明書(9機種)「付属のコーヒーマシン用除石灰剤で、石灰の除去を行ってください」。クエン酸・酢・他社品を禁じる文は見当たらない
日本語の保証書除石灰剤や除石灰についての記載は見当たらない
多言語版の安全上の注意(英語ほか。日本語版はない)デロンギの除石灰剤だけを使うこと。不適切な除石灰剤による不具合はメーカー保証の対象外になることがある
スティローザ EC235J の取扱説明書(手動エスプレッソ)大さじ3杯の酢と水で除石灰する手順が載っている。除石灰剤は別売品を使う場合の注記
出典:デロンギ公式FAQ、各機種の取扱説明書(2026年10月24日、コーヒー資格ナビ編集部調べ)

つまり、日本語の公式資料で言えるのは「純正をおすすめする」までです。「クエン酸を使うと保証が切れる」という文は、日本語の取扱説明書・保証書・FAQでは見つかりませんでした。多言語版の安全上の注意には保証についての文があるので、まったく関係ないとも言えません。

全自動なら純正を使うのが無難(編集部の考え)

編集部としては、全自動コーヒーマシンには純正の除石灰剤を使うことをおすすめします。メーカーが理由として挙げているのは濃度ですが、適正な濃度の数字は公式に出ていません。クエン酸を自分で溶かして使うと、その濃度が合っているかを確かめようがありません。

純正の除石灰剤は、DLSC500なら1回496円です。約7万円のマグニフィカSから30万円を超えるエレッタ エクスプロアまである全自動コーヒーマシンの内部を、自分で決めた濃度の液体に通すことと比べると、節約できる額は小さいと考えます。

手動のエスプレッソマシンは事情が違います。スティローザのように取扱説明書が酢の手順を載せている機種なら、その手順に従ってかまいません。「デロンギはすべて酢やクエン酸が禁止」ではなく、機種の取扱説明書に書かれた方法を使う、が正確な答えです。

デロンギの除石灰のやり方(全自動の共通手順)

ボタンの操作は機種ごとに違いますが、全自動コーヒーマシンの除石灰は、どの機種も同じ流れで進みます。取扱説明書の手順をまとめると次のとおりです。

順番やること
1除石灰のモードに入る(ボタンの長押しや、画面のメニューから)
2ウォーターフィルターを付けている機種は、外しておく
3水タンクの「A」の線まで除石灰剤(約100mL)、「B」の線まで水を入れる
4抽出口と、給湯ノズルまたはミルクフロッサーの下に、1.5〜2L以上入る空の容器を置く
5洗浄が始まる。液が出たり止まったりしながら進み、途中で止めることはできない
6水タンクをすすいで、水を「MAX」まで入れ、すすぎをする(多くの機種で2回、マグニフィカSは1回)
出典:各機種の取扱説明書(デロンギ全自動コーヒーマシン)

すすぎには除石灰剤を入れません。終わったあとにカス受けに水がたまっていることがありますが、異常ではないと取扱説明書に書かれています。フィルターは2回目のすすぎの前に付け直す機種が多いので、画面や取扱説明書の指示に合わせてください。

機種別の所要時間と容器の大きさ

所要時間と、置く容器の大きさは機種によって違います。始めると途中で止められないので、時間に余裕があるときに取りかかってください。

機種(型番)お知らせの出方所要時間置く容器すすぎ
マグニフィカS(ECAM22112)ランプが点滅約30分1.8L以上1回
マグニフィカS スマート(ECAM25023SB)アイコンが点滅約45分1.8L以上2回
マグニフィカ スタート(ECAM22020・ECAM22062)アイコンが点灯約30分2L以上2回
ディナミカ(ECAM35035W・ECAM35055B)画面に「ジョセッカイ」約45分1.8L以上2回
リヴェリア(EXAM44055・EXAM44035B)画面に「石灰の除去をしてください」約30分1.5L以上2回
エレッタ エクスプロア(ECAM45086T)画面にメッセージ約1時間2L以上2回
出典:各機種の取扱説明書。公式FAQでは、ECAM22062の所要時間を約1時間、ECAM22112の容器を1.5L以上としており、公式の中で食い違いがある

マグニフィカ スタートのミルクモデル(ECAM22080GB)は、2026年10月24日時点で取扱説明書が公式サイトに載っておらず、手順を確かめられませんでした。

途中で電源が切れたときと、後回しにしたいとき

除石灰は「中断できません」と取扱説明書に書かれていますが、停電などで止まった場合の扱いも載っています。マグニフィカ スタートの取扱説明書には、中断されたときは点滅が示す手順から再開して最後まで終えるよう書かれています。リヴェリアは、電源を入れ直すと続きから行う画面が出ると公式FAQにあります。

お知らせが出たときに時間がない場合、リヴェリアやエレッタ エクスプロアは「キャンセル」で後回しにできます。ただし、故障の原因になるので、なるべく早く行うよう書かれています。

デロンギの除石灰の頻度は「水の硬さ」で決まる

全自動コーヒーマシンの取扱説明書と公式FAQには、「何か月ごと」「何杯ごと」という目安がありません。マシンがお知らせを出したときに行う仕組みで、その間隔は設定した水の硬さ(水硬度レベル1〜4)で変わり、機種によっては抽出するメニューでも変わります。軟水ほど間隔が長く、硬水ほど短くなります。

水硬度は、付属の水硬度チェッカーで測ります。使う水に約1秒浸して、軽く振って約1分待ち、ピンク色になった四角の数がレベルです。お買い上げ時の設定はレベル1で、取扱説明書はレベル2以上なら設定するよう案内しています。

レベル1は、いちばんお知らせが少ない設定です。ここからは編集部の推論ですが、測らずにそのまま使うと、硬めの水ではお知らせが実際に必要な時期より遅れることになります。使い始めに一度測って設定しておくと、除石灰のタイミングがマシンの想定どおりになります。

使う水は、水道水か、硬度90mg/L以下の軟水のミネラルウォーターが適するとされています。硬水はカルキ分が詰まりやすく、故障の原因になることがあると取扱説明書に書かれています。

ウォーターフィルターで除石灰の回数を減らせる

公式FAQによると、ウォーターフィルター(DLSC002、1,980円)は石灰分の付着を減らし、除石灰の頻度を少なくする軟水化フィルターです。フィルターを設定して使うと除石灰のサイクルが20%延びる、という公式FAQもあります(別のFAQには機種によって設定メニューがないとも書かれていて、対象機種ははっきりしません)。交換の目安は使い始めて2か月です。

なお、手動エスプレッソのスティローザは、取扱説明書に「3か月〜半年に1度」と書かれています。月数の目安がある公式資料はこれだけで、全自動コーヒーマシンには当てはまりません。

除石灰のお知らせが消えないとき

除石灰をしたのにお知らせが消えないことがあります。公式FAQは、作業の一部が抜けていたり、最後まで終わっていなかったりすると消えないとして、もう一度作業するよう案内しています。

修理の流れを説明した公式FAQには、よくある原因として「除石灰のモードに入っていない」と「すすぎの水が足りない」が挙がっています。すすぎの水はMAXの線まで入れるのがポイントで、足りないと3回目のすすぎを求められる機種もあります。やり直すときは、除石灰剤を入れずに水だけで繰り返せばよいと書かれている機種もあります。

除石灰をしないまま使い続けると、内部の管などに付いた石灰が故障の原因になります。お知らせが出たら、早めに済ませてください。

デロンギの除石灰剤についてよくある質問

除石灰剤と除石灰について、よく調べられている疑問に公式情報で答えます。

デロンギの除石灰剤はどこで買えますか?

多くの取扱説明書や公式FAQは「お求めの販売店または当社オンラインショップ」と案内しています(マグニフィカS、マグニフィカ スタート ラテクレマ、リヴェリアの取扱説明書はオンラインショップだけを案内)。型番はDLSC200(100mL×2本)とDLSC500(500mL)です。

手動のエスプレッソマシンにも使えますか?

使えます。公式の商品ページは、全自動コーヒーマシンとエスプレッソ・カプチーノメーカーに対応すると書いています。使う量や手順は機種ごとに違うので、取扱説明書に従ってください。スティローザ(EC235J)は酢を使う手順が基本で、除石灰剤を使う場合の手順も載っています。

マルチクリーンは除石灰剤の代わりになりますか?

なりません。マルチクリーン(DLSC550、1,680円)は、ミルク汚れを落とすための弱アルカリ性の洗浄液です。石灰を取る除石灰剤とは用途が違います。

除石灰にはどのくらい時間がかかりますか?

全自動コーヒーマシンでは、機種によって約30分から約1時間です。始めると途中で止められないので、時間に余裕のあるときに行ってください。

除石灰をしないとどうなりますか?

取扱説明書と公式FAQは、石灰が付いたまま使い続けると故障の原因になると書いています。お知らせが出たら、除石灰剤で石灰を取り除いてください。

まとめ:除石灰剤は純正のDLSC500、頻度は水硬度の設定で決まる

デロンギの除石灰剤は、公式ストアではDLSC200とDLSC500の2種類です。1回あたりはDLSC500が496円と安く、3回以上使うならDLSC500のほうが合計も安くなります。

クエン酸での代用について、公式FAQは純正をおすすめし、濃度が合わないとガスケットを痛めると説明しています。日本語の公式資料に禁止や保証対象外とまでは書かれていませんが、全自動コーヒーマシンなら純正を使うのが無難です。

除石灰の頻度は、月数ではなく水硬度の設定で決まります。使い始めに水硬度チェッカーで測って設定しておくことが、除石灰をマシンの想定どおりのタイミングで行う近道です。

機種ごとの使い方とお手入れは、それぞれの記事で詳しく解説しています。

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