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デロンギ エレッタ3機種の違い|エクスプロアだけがコールドブリュー対応、リヴェリアとの10万円の差

胡桃材の天板に置いたアイスコーヒーとカプチーノ、コーヒー豆の小皿

デロンギの全自動コーヒーマシンで最上位にあたるのが「エレッタ」です。公式オンラインストアでは、エレッタ エクスプロア(ECAM45086T)、エレッタ カプチーノ エヴォ(ECAM46860W)、エレッタ カプチーノ(ECAM45760B)の3機種が売られています。

公式のマシン選びガイドは、エレッタの特長を「ホットもアイスもミルク全自動」「コールドブリュー全自動対応」と紹介しています。ところが3機種の取扱説明書を読み比べると、アイスとコールドブリューの記載があるのはエクスプロアだけでした。同じエレッタでも、中身は大きく2つに分かれます。

この記事では、公式オンラインストアの価格と、エレッタ3機種・リヴェリア・ディナミカの取扱説明書を突き合わせて、3機種の違いと、リヴェリアやディナミカと比べたときに何が増えて何が減るのかをまとめました。

※価格は2026年10月25日時点のデロンギ公式オンラインストアの表示(税込)です。仕様は各機種の取扱説明書の値で、商品ページと食い違う場合は取扱説明書にそろえています。

この記事でわかること
  • 公式ストアで買えるエレッタ3機種の価格と違い
  • エクスプロアだけにあるコールドブリューと冷たいミルクメニューの条件
  • カプチーノ エヴォとカプチーノ(トップ)の違い
  • リヴェリア・ディナミカと比べて、差額で増えるもの・減るもの
  • 保証とお手入れの違い
目次

デロンギ エレッタは3機種|公式ストアの価格と型番

公式オンラインストアの「エレッタ」カテゴリーには3機種が並んでいます。どれも色は1色だけです。

機種(型番)価格(税込)ミルクアイス・コールドブリューアプリ
エレッタ エクスプロア(ECAM45086T)338,000円ホットもコールドも自動ありWi-Fiで対応
エレッタ カプチーノ エヴォ(ECAM46860W)258,000円ホットのみ自動取扱説明書に記載なし取扱説明書に記載なし
エレッタ カプチーノ(ECAM45760B)248,000円ホットのみ自動+手動スチーム取扱説明書に記載なし取扱説明書に記載なし
出典:デロンギ公式オンラインストア(2026年10月25日)、各機種の取扱説明書

名前には揺れがあります。ECAM46860Wは、公式ストアでは「エヴォ」、取扱説明書では「イーヴォ」と書かれています。ECAM45760Bは、公式ストアでは「エレッタ カプチーノ」ですが、取扱説明書の名前は「エレッタ カプチーノ トップ」です。この記事では「トップ」と呼び、型番を添えます。

2026年10月25日時点で、公式ストアにはエヴォに「残り5点」、トップに「残り4点」と表示されていました。販売終了の告知は見当たりません。なお、黒のエクスプロア(ECAM45055G)はサポートページはありますが、公式ストアでは売られていないため、この記事では扱いません。

「エレッタ」でも中身は2系統に分かれる

エクスプロアは、カラー液晶のタッチパネルを持ち、温かいミルクメニューも冷たいミルクメニューも自動で作れる機種です。2024年9月3日に発売され、公式ニュースではデロンギ製品で初めてコールドブリュー(水出しコーヒー)機能を載せた機種と紹介されています。

エヴォとトップは、カタカナのテキストを表示する液晶とボタンで操作する機種です。自動で作れるのは温かいミルクメニューだけで、取扱説明書にアイス、コールドブリュー、アプリの記載はありません。代わりに、水タンク2Lと豆ホッパー370gという大きめの容量があります。

エレッタ エクスプロア(ECAM45086T)でできること

エクスプロアの特長は、冷たいコーヒーとミルクのメニューが本体だけで作れることです。取扱説明書のメニュー一覧には、アイスコーヒー、エスプレッソオーバーアイス、コールドブリュー、冷たいカプチーノやカフェラテが並んでいます。製氷皿とテイクアウト用のタンブラーも付属しています。

項目エレッタ エクスプロア(ECAM45086T)
操作3.5インチのカラー液晶タッチパネル
ミルクコンテナホット用500mL+コールド用390mL(2個付属)
水タンク/豆ホッパー1.8L/300g
カス受け1杯抽出14回分(2杯抽出は10回分)
濃さ/温度/サイズ5段階/3段階/S・M・L・XL
プロフィール4人分(お気に入りは1人12個まで)
サイズ・質量幅260×奥行450×高さ385mm、約12kg
付属品製氷皿、タンブラー、ウォーターフィルター、除石灰剤など
出典:エレッタ エクスプロア 取扱説明書

コールドブリューは約5分(条件つき)

コールドブリューは、取扱説明書で「約5分」の抽出時間とされています。ただし、使う豆、メニュー、使用環境によって異なるという注記が付いています。初期設定の抽出量は120mLで、2〜6杯分をまとめて作るコールドブリューコーヒーポットもあります。

作る前には、水タンクの水を捨ててすすぎ、新しい水を入れるよう書かれています。ゆっくり抽出するので終わるまで数分かかり、温かいメニューの前後に作ると、冷却や予熱のための内部洗浄を求められることがあります。コーヒー粉では作れず、豆から挽く必要があります。

冷たいミルクメニューは無脂肪牛乳か植物性ミルクだけ

エクスプロアには、温かいミルク用(黒、500mL)と冷たいミルク用(白、390mL)の2つのミルクコンテナが付いています。冷たいカフェラテやカプチーノは、白いコンテナに付け替えて作ります。

ここで注意したいのが使えるミルクです。取扱説明書と公式FAQによると、冷たいミルクメニューに使えるのは、無脂肪牛乳(乳脂肪分0.5%未満)か、豆乳・アーモンドミルク・オーツミルクなどの植物性ミルクだけです。普通の牛乳は、温かいミルクメニューにしか使えません。

買う前に、普段飲んでいるミルクで冷たいメニューを作れるかを確かめておくと安心です。

テイクアウト・コーヒーポット・お茶の給湯

テイクアウト用には、トレイを上げて高さ16cmまでの容器を置けます。付属のタンブラーのほか、小(235mL)と大(473mL)のサイズの目安が取扱説明書に載っています。コーヒーポットは2〜6杯分(250〜750mL)を一度に作れます。

お茶用の給湯もあり、白茶75℃、緑茶80℃、烏龍茶85℃、紅茶90℃と、お茶の種類に合わせた温度で湯を出せます。

アプリとビーンアダプトテクノロジー

エクスプロアは、Wi-Fi(2.4GHz帯)でスマートフォンの「De’Longhi Coffee Link」アプリとつながります。アプリからメニューの抽出、カスタマイズ、設定ができます。本体の接続設定は初期状態ではオフです。

豆の種類や焙煎度に合わせて抽出する「ビーンアダプトテクノロジー」(エスプレッソSOUL)は、アプリから設定します。リヴェリアは同じ機能を本体の画面で設定できるので、ここはエクスプロアのほうが手間がかかります。

エレッタ カプチーノ エヴォとカプチーノ(トップ)の違い

エヴォとトップは、外形寸法、水タンク、豆ホッパー、ミルクコンテナが同じです。違いは、メニューの組み方と、トップだけにある機能です。

項目カプチーノ エヴォ(ECAM46860W)カプチーノ トップ(ECAM45760B)
価格(税込)258,000円248,000円
コーヒーメニューエスプレッソ、スペシャルティ、カフェ・ジャポーネ、エスプレッソラージ、ロングコーヒー、ドッピオ+マイコーヒー、エスプレッソ、エスプレッソLARGE、ロングコーヒー、ロングコーヒーLARGE、カフェ・ジャポーネ
ミルクメニューカプチーノ、ラテマキアート、カフェラテ、フラットホワイト、カプチーノMIX、ミルクカプチーノ、カフェラテ、ラテマキアート、ミルク、フラットホワイト、エスプレッソマキアート、マイミルク
手動のスチーム取扱説明書に手順なしあり(スチームボタン)
抽出温度3段階4段階
カップウォーマーなしあり
オートスタート(時刻で電源オン)取扱説明書に記載なしあり
ウォーターフィルター付属取扱説明書に記載なし
質量約12kg約11kg
共通水タンク2L、豆ホッパー370g、ミルクコンテナ600mL、カス受け20杯分、幅260×奥行460×高さ360mm同じ
出典:各機種の取扱説明書。商品ページの質量・カス受け・豆ホッパーの値は取扱説明書と食い違う箇所がある

トップは、スチームボタンを押して、給湯ノズルのフロッサーでミルクジャグの牛乳を泡立てることもできます。ミルクジャグで自分で泡立てたい人には、トップのほうが向いています。エヴォは、スペシャルティやドッピオ+といった、トップに無いコーヒーメニューがあります。

ディナミカ ECAM35055B との差は水タンクと豆ホッパー

エヴォとトップを、ミルク自動のディナミカ ECAM35055B(198,000円)と取扱説明書で比べると、メニュー構成はよく似ています。エヴォとディナミカは、スペシャルティ、カフェ・ジャポーネ、エスプレッソラージ、ロングコーヒー、ドッピオ+の抽出量の初期値と範囲まで同じでした。

項目カプチーノ エヴォカプチーノ トップディナミカ ECAM35055B
価格(税込)258,000円248,000円198,000円
ディナミカとの差額+60,000円+50,000円—
水タンク2L2L1.8L
豆ホッパー370g370g300g
ミルクコンテナ600mL600mL600mL
抽出温度3段階4段階4段階
幅・質量260mm・約12kg260mm・約11kg240mm・10kg
出典:デロンギ公式オンラインストア(2026年10月25日)、各機種の取扱説明書

5万〜6万円の差で増えるのは、水タンクの0.2Lと豆ホッパーの70gが中心です。トップなら、これに手動スチーム、カップウォーマー、オートスタートが加わります。

エレッタとリヴェリア・ディナミカの比較

エレッタを検討する人は、ひとつ下のクラスのリヴェリアや、ミルク自動のディナミカと迷うことが多いはずです。公式ストアの価格と取扱説明書の値で並べました。

項目エクスプロアエヴォ/トップリヴェリア(ミルクモデル)ディナミカ ECAM35055B
価格(税込)338,000円258,000円/248,000円238,000円198,000円
操作カラー液晶タッチテキスト液晶+ボタンカラー液晶タッチテキスト液晶+タッチ
冷たいミルクメニュー本体で可なし別売キット(24,800円)で可なし
コールドブリューありなし非対応なし
水タンク1.8L2L1.4L1.8L
豆ホッパー300g370g250g(2個付属・付け替え)300g
ミルクコンテナ500mL+390mL600mL450mL600mL
カス受け14回分20杯分10杯分20杯分
プロフィール4人なし4人なし
質量約12kg約12kg/約11kg約10kg10kg
登録後の保証5年3年3年3年
出典:デロンギ公式オンラインストア(2026年10月25日)、各機種の取扱説明書、De’Longhi Family の案内(エヴォ・トップの3年は全自動コーヒーマシンの区分による)。リヴェリアのコールドブリュー非対応は公式のマシン選びガイドによる

エクスプロアとリヴェリアの10万円の差で増えるもの

エクスプロアは、リヴェリアのミルクモデル(EXAM44055、238,000円)より100,000円高い機種です。差額で増えるのは、コールドブリュー、本体だけで作れる冷たいミルクメニュー、容量(水1.8L対1.4L、豆300g対250g、カス受け14回分対10杯分)、コーヒーポットやお茶の給湯、アプリ操作、5年保証です。

リヴェリアも、別売のキット(24,800円)を足すと冷たいミルクメニューが作れます。キット込みで比べると、差額は75,200円です(編集部の計算)。この75,200円で、コールドブリュー、容量、アプリ、保証の延長を買うかどうかが判断の分かれ目になります。

エクスプロアを選ばない理由になる点

反対に、エクスプロアのほうが不利な点もあります。約12kgと、リヴェリア(約10kg)より2kg重く、本体もひと回り大きくなります(幅260×奥行450×高さ385mm対250×435×380mm)。

リヴェリアのように豆ホッパーを付け替えて2種類の豆を使い分けることはできません。除石灰の所要時間も、リヴェリアの約30分に対して約1時間かかります。前の章で書いたとおり、冷たいミルクメニューに使えるミルクにも制限があります。

デロンギ エレッタはどれを選ぶ?編集部の考え

コールドブリューや冷たいラテを家で作りたいなら、エレッタの中で選べるのはエクスプロアだけです。冷たいミルクに無脂肪牛乳か植物性ミルクを使う前提で、リヴェリアにキットを足した場合との差額75,200円をどう見るかで決めるとよいと考えます。

温かいミルクメニューが中心なら、エヴォやトップを選ぶ前に、ディナミカ ECAM35055Bとリヴェリアを比べることをおすすめします。エヴォとトップは、ディナミカより5万〜6万円高いのに、増えるのは容量が中心です。リヴェリアのミルクモデルとは1万〜2万円しか違わず、カラー液晶やプロフィール、アイスメニューはリヴェリアにだけあります。

エヴォやトップが向いているのは、水タンクや豆の補充の回数を少しでも減らしたい人や、トップの手動スチームでミルクを泡立てたい人です。家族が多く、1日に何杯も入れる家庭なら、水2Lと豆370gの容量が生きます。

保証とお手入れの違い

保証期間とお手入れの手間にも、機種による違いがあります。

エクスプロアは登録で5年保証

保証書の保証期間は、3機種とも購入日から1年です。購入日から6か月以内に会員サービス「De’Longhi Family」に登録すると、全自動コーヒーマシンは3年に延びます。

エクスプロアは、商品ページで「Better support」が標準で付くとされ、De’Longhi Familyの案内でも5年保証の対象機種に挙がっています。Better supportには、5年間何度でも受けられる無償修理、テクニカルセンターに届いた日に修理して返す即日修理(故障の内容によっては当日にならない)、専用の直通ダイヤルが含まれます。

エヴォとトップは食器洗い機が使えない

ミルクノズルを毎回「Clean」で自動洗浄する、ミルクコンテナを1日の終わりに分解して洗う、抽出ユニットを月1回水洗いする(洗剤は使わない)、という基本のお手入れは3機種で共通です。

違うのは食器洗い機です。エクスプロアは、ミルクコンテナ、トレイ、インナートレイだけ食器洗い機で洗えます(50℃以下のコース)。エヴォとトップは、取扱説明書で食器洗い機と食器乾燥機を使わないよう書かれています。

除石灰の所要時間は、エクスプロアが約1時間、エヴォが約45分、トップが約35分です。除石灰剤とやり方は、別の記事で詳しくまとめています。

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デロンギ エレッタについてよくある質問

エレッタについて、よく調べられている疑問に公式情報で答えます。

エレッタならどれでもアイスコーヒーが作れますか?

いいえ。取扱説明書にアイスやコールドブリューのメニューがあるのは、エレッタ エクスプロア(ECAM45086T)だけです。カプチーノ エヴォとカプチーノ(トップ)の取扱説明書には記載がありません。

冷たいカフェラテに普通の牛乳は使えますか?

使えません。エクスプロアの取扱説明書と公式FAQでは、冷たいミルクメニューに使えるのは無脂肪牛乳(乳脂肪分0.5%未満)か植物性ミルクだけとされています。温かいミルクメニューには普通の牛乳も使えます。

エクスプロアはアプリがないと使えませんか?

本体のタッチパネルで操作でき、接続の設定は初期状態でオフです。アプリが必要になるのは、ビーンアダプトテクノロジーで豆に合わせた「エスプレッソSOUL」を抽出するときや、スマートフォンから操作したいときです。

エヴォとカプチーノ(トップ)はどちらがいいですか?

手動でミルクを泡立てたい、カップを温めておきたいならトップ、スペシャルティやドッピオ+を飲みたいならエヴォです。水タンク、豆ホッパー、ミルクコンテナの容量は同じで、価格はトップのほうが10,000円安くなっています。

エレッタの保証は何年ですか?

保証書の保証期間は1年です。購入日から6か月以内にDe’Longhi Familyへ登録すると、全自動コーヒーマシンは3年、エレッタ エクスプロアは5年になります。

まとめ:デロンギ エレッタはエクスプロアとそれ以外で別の機種

公式ストアで買えるエレッタは、エクスプロア(338,000円)、カプチーノ エヴォ(258,000円)、カプチーノ(トップ、248,000円)の3機種です。シリーズの特長として紹介されるコールドブリューやアイスは、取扱説明書ではエクスプロアだけの機能でした。

エクスプロアは、リヴェリアのミルクモデルより10万円高く、キット込みでも75,200円の差があります。そのぶん、コールドブリュー、大きめの容量、アプリ、5年保証が付きます。冷たいミルクメニューは無脂肪牛乳か植物性ミルクで作る点は、買う前に確かめておきたいところです。

エヴォとトップは、ディナミカ ECAM35055Bとメニュー構成が近く、差は水タンクと豆ホッパーの容量が中心です。温かいミルクメニューが中心なら、ディナミカやリヴェリアと並べて比べてから決めるのがおすすめです。

比べた機種は、それぞれの記事で詳しく解説しています。

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