デロンギの「ディナミカ」は、抽出温度を4段階、コーヒーの濃さを5段階で選べる全自動コーヒーマシンです。2026年10月24日時点でデロンギ公式オンラインストアで買えるのは、ミルクを手で泡立てるECAM35035W(138,000円)と、ミルクを自動で泡立てるECAM35055B(198,000円)の2型番です(いずれも税込)。
同じストアには、ミルクを自動で泡立てるマグニフィカ スタートのECAM22062が128,000円で並んでいます。ディナミカのECAM35035Wはそれより1万円高いのに、ミルクは手動です。この記事では、デロンギの公式オンラインストアと取扱説明書をもとに、ディナミカ2型番の違いと、マグニフィカ スタートとの差額で増えるもの・減るものを編集部で計算し、選び方・使い方・お手入れまでまとめます。
- ディナミカ2型番(ECAM35035W・ECAM35055B)の価格・メニュー・ミルクの違い
- 2型番の差額60,000円で増えるもの(編集部の試算)
- マグニフィカ スタートとの違いと、1万円の差で増えるもの・減るもの
- 型番ごとに向いている人
- 取扱説明書にもとづく使い方とお手入れの要点
デロンギ ディナミカとは?温度と濃さを細かく変えられる全自動コーヒーマシン
ディナミカは、豆を挽くところから抽出までをボタン操作で行う全自動コーヒーマシンです。水タンクはマグニフィカ系と同じ1.8Lで、豆ホッパーは300gとマグニフィカ スタートECAM22062(250g)より50g大きく、抽出温度は4段階、濃さはEXマイルドからEXストロングまでの5段階で選べます(取扱説明書)。
公式オンラインストアで買えるディナミカは2型番
2026年10月24日時点で、公式オンラインストアの「ディナミカ」カテゴリーにあるのは、ECAM35035W(ホワイト)とECAM35055B(ブラック)の2商品です。色はそれぞれ1色で、サイトの分類にある「ディナミカ プラス」「ディナミカ アロマ バー」には商品がありません。型番の末尾のWとBは色を表し、取扱説明書ではECAM35035・ECAM35055と書かれています。
2型番に共通する本体の仕様
本体の大きさ、水タンク、豆ホッパー、温度と濃さの段階は2型番で同じです。違いは重さとウォーターフィルターで、ECAM35035Wの取扱説明書にはウォーターフィルターの記載がありません。
| 項目 | ECAM35035W | ECAM35055B |
|---|---|---|
| 本体サイズ(幅×奥行×高さ) | 約240×445×360mm | 約240×445×360mm |
| 重さ | 約9.5kg | 約10kg |
| 水タンク | 1.8L | 1.8L |
| 豆ホッパー | 300g | 300g |
| 抽出温度 | 4段階 | 4段階 |
| 濃さ(豆の量) | 5段階+コーヒー粉 | 5段階+コーヒー粉 |
| エスプレッソ1杯の抽出量 | 約30〜180mL | 約30〜180mL |
| 消費電力/待機電力 | 1450W/約0.3W | 1450W/約0.3W |
| ウォーターフィルター | 取扱説明書に記載なし | 付属 |
操作は2型番ともタッチセンサー式のボタンと液晶ディスプレイで、表示は日本語(カタカナ)か英語を選べます。自動電源オフは初期設定が2時間で、時間は変えられますが、機能そのものは切れません。保証はお買い上げ日から1年で、デロンギの会員サービス「De’Longhi Family」に購入日から6か月以内に登録すると3年に延びます(2024年8月1日以降に公式サイトで買った場合は自動で登録)。
ディナミカ2機種の違い(ECAM35035WとECAM35055B)
2型番の違いは、ミルクの泡立て方、ミルクを使うメニューの有無、操作パネル、付属品です。コーヒーだけのメニューは同じ6品で、価格の差は60,000円あります。
| 項目 | ECAM35035W | ECAM35055B |
|---|---|---|
| 公式ストア価格(税込) | 138,000円 | 198,000円 |
| 本体の色 | ホワイト | ブラック |
| ミルク | 手動(ミルクフロッサー。ミルクジャグは別売) | 自動(ラテクレマ ホット。ミルクコンテナ600mL) |
| コーヒーのメニュー | エスプレッソ、スペシャルティ、カフェ・ジャポーネ、エスプレッソLARGE、ロングコーヒー、ドッピオ+ | 同じ6品 |
| ミルクのメニュー | なし(スチームで自分で泡立てる) | カプチーノ、カフェラテ、ラテマキアート、フラットホワイト、ミルク |
| 専用ボタンのあるメニュー | エスプレッソ、スペシャルティ、カフェ・ジャポーネ、ドッピオ+、給湯 | エスプレッソ、スペシャルティ、カフェ・ジャポーネ、カプチーノ |
| マイメニュー(濃さと量を記憶) | 6種 | 11種(ミルクメニュー5種を含む) |
| ウォーターフィルター | 取扱説明書に記載なし | 付属 |
| 重さ | 約9.5kg | 約10kg |
ミルクの泡立て方の違い
ECAM35035Wは、ミルクフロッサーからスチームを出して、ミルクジャグに入れた牛乳を自分で泡立てます。ドリンクメニューで「スチーム」を選び、フロッサーのつまみを「CAPPUCCINO」に合わせると泡立てたミルク、「HOT MILK」に合わせるとカフェラテ向けの温めたミルクになります。取扱説明書の目安は、牛乳はジャグの半分まで、スチームは60秒以上続けて出さない、ジャグの側面が触れないくらい熱くなったら(60〜65℃)止める、の3つです。ミルクジャグは付属品に含まれず、別売です。
ECAM35055Bは、牛乳を入れたミルクコンテナ(600mL)を本体に差し込み、カプチーノのボタンかドリンクメニューを選ぶと、泡立てからカップに注ぐまでを自動で行います。泡の量はコンテナのふたのつまみで無段階に変えられ、取扱説明書のおすすめの位置は、カプチーノが最大、カフェラテが最小、ラテマキアートとフラットホワイトが中です。
手で泡立てるときに泡がうまく立たない原因(牛乳の温度や種類、ノズルの詰まりなど)は、次の記事で整理しています。


差額60,000円で増えるもの(編集部の試算)
60,000円の差で増えるのは、ミルクを自動で泡立てる機能、ワンタッチのミルクメニュー5品、ミルクメニューを含めて11種まで覚えられるマイメニュー、付属のウォーターフィルターです。コーヒーのメニュー、抽出量の範囲、温度と濃さの段階、豆ホッパーと水タンクの大きさは同じなので、ブラックのコーヒーしか飲まない人にとっては、差額のほとんどがミルクまわりの機能の代金になります。
毎日カプチーノやカフェラテを飲む人にとっては、手間の差が大きくなります。ECAM35035Wでは、泡立てたあと毎回ジャグに水を半分入れてスチームを約10秒出し、フロッサーを布巾で拭きます。ECAM35055Bは、ミルクメニューのあとにつまみを「CLEAN」に合わせればミルクノズルを熱湯で自動洗浄し、コンテナの分解洗浄は一日の終わりに1回です。
ディナミカとマグニフィカ スタートの違い(1万円の差で増えるもの・減るもの)
ディナミカを検討するときに比べる相手になりやすいのが、タッチパネルで操作するマグニフィカ スタートです。公式オンラインストアの価格は、ミルク手動のディナミカECAM35035Wが138,000円、ミルク自動のマグニフィカ スタートECAM22062が128,000円で、ディナミカのほうが1万円高くなります(税込、2026年10月24日確認)。
| 項目 | ディナミカ ECAM35035W | マグニフィカ スタート ECAM22062 | ディナミカ ECAM35055B |
|---|---|---|---|
| 公式ストア価格(税込) | 138,000円 | 128,000円 | 198,000円 |
| ミルク | 手動(ミルクフロッサー) | 自動(ラテクレマ ホット) | 自動(ラテクレマ ホット) |
| ワンタッチのコーヒー | 6品(エスプレッソ、エスプレッソLARGE、ロングコーヒー、スペシャルティ、カフェ・ジャポーネ、ドッピオ+) | 2品(エスプレッソ、カフェ・ジャポーネ) | 6品(左と同じ) |
| ワンタッチのミルクメニュー | なし | カプチーノ | カプチーノ、カフェラテ、ラテマキアート、フラットホワイト、ミルク |
| 抽出温度 | 4段階 | 3段階 | 4段階 |
| 濃さ | 5段階 | 3段階 | 5段階 |
| 豆ホッパー | 300g | 250g | 300g |
| 本体サイズ(幅×奥行×高さ) | 約240×445×360mm | 約240×440×350mm | 約240×445×360mm |
| 表示 | 液晶ディスプレイ(日本語/英語) | アイコンとランプ | 液晶ディスプレイ(日本語/英語) |
| 2杯同時に抽出できるメニュー | エスプレッソ、エスプレッソLARGE、ロングコーヒー | エスプレッソ | エスプレッソ、エスプレッソラージ、ロングコーヒー |
| ウォーターフィルター | 取扱説明書に記載なし | 付属 | 付属 |
ECAM35035WとECAM22062の差(1万円高く、ミルクは手動)
1万円の差でECAM35035Wに増えるのは、コーヒーの選択肢と調整の幅です。ワンタッチのコーヒーはECAM22062の2品(エスプレッソ、カフェ・ジャポーネ)に対して6品あり、スペシャルティ、エスプレッソLARGE、ロングコーヒー、ドッピオ+が加わります。抽出温度は3段階から4段階に、濃さは3段階から5段階になり、豆ホッパーは50g大きくなります。2杯同時に抽出できるのも、ECAM22062はエスプレッソだけですが、ECAM35035Wはエスプレッソ・エスプレッソLARGE・ロングコーヒーの3品です。表示も、ECAM22062がアイコンとランプで知らせるのに対し、ディナミカは液晶ディスプレイに文字で出ます。
減るのはミルクの手軽さです。ECAM22062はカプチーノのアイコンに触れるだけで泡立てから注ぐまでを自動で行いますが、ECAM35035Wは別売のミルクジャグとスチームで自分で泡立てます。ウォーターフィルターも、ECAM22062には付属しますが、ECAM35035Wの取扱説明書には記載がありません。ブラックのコーヒーを濃さや温度で好みに合わせたい人には1万円の差に意味があり、毎朝カプチーノを飲む人にはECAM22062のほうが手間は少なくなります。
ECAM35055BとECAM22062の差(ミルク自動どうしで70,000円)
ミルクを自動で泡立てる型番どうしで比べると、ECAM35055Bは198,000円、ECAM22062は128,000円で、差は70,000円です。増えるのは、ワンタッチのミルクメニュー(カプチーノの1品に、カフェラテ・ラテマキアート・フラットホワイト・ミルクを加えた5品)、ワンタッチのコーヒー(2品から6品)、温度と濃さの段階です。
2026年3月発売のマグニフィカ スタートECAM22080GB(124,800円)と比べると差は73,200円になります。ECAM22080GBにはラテマキアートとスペシャルティがあるため、ミルクメニューの差はECAM22062と比べたときより小さくなります。マグニフィカ スタート3型番の違いは、次の記事で比べています。


差額をスターバックスのカプチーノに換算した杯数(編集部の試算)
差額の大きさをつかむために、スターバックスのカプチーノ(トール515円、店内飲食・税込。一部店舗では価格が異なります)が何杯飲める金額かに換算しました。本体の差額を割っただけで、豆代・牛乳代・電気代は入れていないため、元が取れる杯数ではありません。
| 組み合わせ | 差額 | 式 | トールのカプチーノに換算 |
|---|---|---|---|
| ECAM35035W − マグニフィカ スタート ECAM22062 | 10,000円 | 10,000÷515 | 19.4杯分 |
| ECAM35055B − ECAM35035W | 60,000円 | 60,000÷515 | 116.5杯分 |
| ECAM35055B − マグニフィカ スタート ECAM22062 | 70,000円 | 70,000÷515 | 135.9杯分 |
| ECAM35055B − マグニフィカ スタート ECAM22080GB | 73,200円 | 73,200÷515 | 142.1杯分 |
ディナミカ2型番の差の60,000円は、カフェでカプチーノを週に2杯飲む人なら、およそ58週、1年1か月ほどの金額です。ミルクメニューをどのくらいの頻度で飲むかが、ECAM35055Bを選ぶかどうかの分かれ目になります。
デロンギ ディナミカの選び方(型番ごとに向く人)
選び方は、ミルクの入ったメニューをどのくらいの頻度で飲むかと、ブラックのコーヒーをどこまで好みに合わせたいかで決まります。
| こんな人 | 候補 | 決め手 |
|---|---|---|
| ブラックが中心で、濃さや温度を細かく合わせたい | ディナミカ ECAM35035W | 濃さ5段階・温度4段階、ワンタッチのコーヒー6品 |
| カプチーノやカフェラテを毎日ボタンで作りたい | ディナミカ ECAM35055B | ワンタッチのミルクメニュー5品、ミルクコンテナ600mL |
| ミルクは自動がよいが、価格を抑えたい | マグニフィカ スタート ECAM22062/ECAM22080GB | 124,800〜128,000円でミルク自動 |
| ミルクは自分で泡立て、価格をさらに抑えたい | マグニフィカS ECAM22112 | 69,800円。ボタンとダイヤルで操作 |
ブラックを濃さと温度で合わせたい人はECAM35035W
ECAM35035Wが向くのは、ブラックのコーヒーやエスプレッソが中心で、豆や気分に合わせて濃さと温度を変えたい人です。濃さ5段階・温度4段階に加えて、エスプレッソLARGE、ロングコーヒー、ドッピオ+といった量や濃さの違うメニューがワンタッチでそろいます。ミルクは本体のミルクフロッサーで泡立てるため(ミルクジャグは別売)、カプチーノを飲むのが週末だけなら、手で泡立てる手間は限られます。
カフェラテやフラットホワイトもボタンで作りたい人はECAM35055B
ECAM35055Bが向くのは、カプチーノやカフェラテなど、ミルクの入ったメニューを毎日飲む人です。牛乳を入れたミルクコンテナ(600mL)を本体に差し込んでメニューを選ぶと、泡立てからカップに注ぐまでを自動で行い、フラットホワイトやラテマキアートもワンタッチで作れます。コーヒーのメニューと温度・濃さの段階はECAM35035Wと同じなので、ブラック派とミルク派がいる家庭で1台にまとめたい場合の候補になります。
ミルク自動で価格を抑えたい人はマグニフィカ スタート
ミルクは自動で泡立てたいが198,000円は予算を超える、という場合は、マグニフィカ スタートのECAM22062(128,000円)かECAM22080GB(124,800円)が候補です。ECAM22062の温度と濃さは3段階で、ワンタッチのメニューもディナミカより少なくなりますが、カプチーノはボタンひとつで作れます。ミルクを自分で泡立ててよく、価格をさらに抑えたいなら、ボタンとダイヤルで操作するマグニフィカS(ECAM22112、69,800円)があります。


ディナミカの使い方(取扱説明書の要点)
ディナミカの操作は、2型番ともタッチセンサー式のボタンと液晶ディスプレイが中心です。ここでは取扱説明書(ECAM35035W・ECAM35055Bのサポートページからダウンロードできます)に沿って、メニューの呼び出し方、抽出量、マイメニュー、コーヒー粉の使い方をまとめます。
メニューの呼び出し方(専用ボタンとドリンクメニュー)
よく使うメニューは専用のボタンで、それ以外は液晶のドリンクメニューから選びます。専用ボタンのあるメニューは型番で違い、ECAM35055Bではドッピオ+と給湯がドリンクメニューに移り、代わりにカプチーノのボタンが付きます。
| 呼び出し方 | ECAM35035W | ECAM35055B |
|---|---|---|
| 専用ボタン | エスプレッソ、スペシャルティ、カフェ・ジャポーネ、ドッピオ+、給湯 | エスプレッソ、スペシャルティ、カフェ・ジャポーネ、カプチーノ |
| ドリンクメニュー | スチーム、エスプレッソLARGE、ロングコーヒー、2杯の抽出 | エスプレッソラージ、ロングコーヒー、ドッピオ+、ラテマキアート、カフェラテ、フラットホワイト、ミルク、2杯の抽出、給湯 |
メニューごとの抽出量と変えられる範囲
コーヒーの抽出量の初期設定と変えられる範囲は、2型番で同じです。2杯同時に抽出できるのはエスプレッソ・エスプレッソLARGE・ロングコーヒーの3品で、ドッピオ+は濃さをEXストロングから変えられません。
| メニュー | 1杯の初期設定(範囲) | 2杯同時 | 取扱説明書の説明 |
|---|---|---|---|
| エスプレッソ | 約30mL(30〜180mL) | 約60mL(60〜360mL) | ― |
| スペシャルティ | 約180mL(100〜240mL) | 不可 | 通常より多めに挽き、蒸らさずに抽出する(ECAM35035)。すっきりした味わい(ECAM35055) |
| カフェ・ジャポーネ | 約180mL(115〜250mL) | 不可 | 給湯と蒸らしを繰り返す間欠抽出。120mL以下に設定すると1回 |
| エスプレッソLARGE | 約40mL(40〜180mL) | 約80mL(80〜360mL) | エスプレッソを量多めに楽しむメニュー(ECAM35055) |
| ロングコーヒー | 約120mL(100〜180mL) | 約240mL(200〜360mL) | 基本のレギュラーコーヒー(ECAM35055) |
| ドッピオ+ | 約120mL(80〜180mL) | 不可 | 豆約15gを使い、十分に蒸らして高めの圧力で抽出する濃いコーヒー。濃さは固定 |
| 給湯 | 約100mL(30〜400mL) | ― | ― |
ECAM35055Bのミルクメニューは、牛乳の量を約20〜250mLの範囲で変えられます。初期設定は、カプチーノが牛乳120mLとコーヒー30mL、カフェラテとラテマキアートが牛乳150mLとコーヒー30mL、フラットホワイトが牛乳120mLとコーヒー60mLです。
濃さと量を覚えさせるマイメニュー
マイメニューは、メニューごとに好みの濃さと量を記憶させておく機能です。ECAM35035Wはコーヒー6品の6種、ECAM35055Bはミルクメニュー5品を加えた11種で、ミルクメニューは濃さ・牛乳の量・コーヒーの量を覚えます。これとは別に、抽出ボタンそれぞれにも濃さと量を登録できます。抽出温度は4段階で、初期設定はレベル2です。
コーヒー粉を使うときの手順
豆量調整ボタンで「コーヒーパウダー」を選び、パウダー投入口に計量スプーンで粉を入れてから抽出ボタンを押します。粉は1杯ずつで、量は計量スプーンすり切りから山盛り1杯(約6〜11g)まで、ドッピオ+は粉では作れず、カフェ・ジャポーネは途中で粉を2回入れます(ECAM35035の取扱説明書。ECAM35055もほぼ同じ手順です)。電源が切れているときに粉を入れないこと、選んでから時間がたつと豆に戻ることも書かれています。
自動電源オフと節電モード
自動電源オフは初期設定が2時間で、時間は変えられますが、機能そのものは切れません。節電モードは初期設定で入になっていて、入のあいだは待機中に予熱をしません(表示部に「ECO」)。電源を入れたときと切ったときには、自動で内部洗浄のお湯が出ます。
ディナミカのお手入れ(除石灰・抽出ユニット・ミルクコンテナ)
お手入れは、毎日の片付け、月1回の抽出ユニットの水洗い、表示が出たときの除石灰の3つが中心です。ECAM35055Bはこれに、ミルクコンテナの毎日の分解洗浄が加わります。
| 頻度 | ECAM35035W | ECAM35055B |
|---|---|---|
| 使うたび | ジャグに水を半分入れてスチームを約10秒出し、フロッサーを布巾で拭く | ミルクメニューのあと、つまみを「CLEAN」に合わせてミルクノズルを自動洗浄 |
| 一日の終わり | トレイ・カス受け・水滴受け・水タンクを洗う。フロッサーとスチームノズルを外して水洗い | 左と同じ部品に加え、残った牛乳を捨て、ミルクコンテナを分解してぬるま湯と食器用洗剤で洗う |
| 月1回 | 抽出ユニットを外して流水で洗う(洗剤・食器洗い機・水に浸けるのは不可)。1週間以上使わなかったときも | 左と同じ |
| 表示が出たとき | 除石灰(約45分) | 除石灰(約45分)。ウォーターフィルターは表示が出たとき・使い始めて2か月・3週間以上使わなかったときに交換 |
| 2日以上使わなかったとき | 手動の内部洗浄を2〜3回 | 左と同じ |
カス受けの外し方と容量
カス受けは、電源を入れたまま外して捨てます。本体が抽出した杯数を数えていて、「カスウケヲカラニスル」と表示されたら、満杯に見えなくても捨てるよう取扱説明書に書かれています。容量は取扱説明書では最大20杯分です(商品ページの技術仕様は14回分で、公式の中で数字がそろっていません)。
除石灰の時期と手順
除石灰の時期は、除石灰マークと「ジョセッカイ」の表示で知らせます。何か月ごとという目安は取扱説明書になく、設定した水の硬度(レベル1〜4、初期設定はレベル1)によって時期が変わります。
手順は、プログラムモード(ECAM35055Bは「メンテナンス」)から「ジョセッカイ」を選び、付属の除石灰剤を水タンクのAの線まで、水をBの線まで(合計1L)入れて、1.8L以上入る容器を抽出口の下に置きます。全体で約45分かかり、途中で止められません。約35分で洗浄が終わったら、水タンクをMAXまで満たしてすすぎを2回行います。ECAM35055Bは、始める前にウォーターフィルターを外し、2回目のすすぎで付け直します。付属の除石灰剤を使い切ったあとは、別売の除石灰剤(2個入り)を使います。
デロンギ ディナミカについてよくある質問
ディナミカを選ぶときに迷いやすい点を、公式オンラインストアと取扱説明書の範囲で答えます。
ディナミカとマグニフィカの違いは何ですか?
主な違いは、抽出温度と濃さの段階、ワンタッチのメニューの数、豆ホッパーの大きさ、表示です。ディナミカは温度4段階・濃さ5段階・ワンタッチのコーヒー6品・豆ホッパー300gで、液晶ディスプレイに日本語(カタカナ)か英語で表示します。マグニフィカ スタートのECAM22062は温度3段階・濃さ3段階・コーヒー2品・豆ホッパー250gで、表示はアイコンとランプです。公式オンラインストアの価格は、ディナミカが138,000円から、マグニフィカ系が69,800円からです(税込、2026年10月24日確認)。
ECAM35035Wでカプチーノは作れますか?
作れます。エスプレッソを抽出し、ミルクフロッサーのつまみを「CAPPUCCINO」に合わせてスチームで泡立てた牛乳を注ぎます。ミルクジャグは付属しないので、別売のジャグなどを用意します。ボタンひとつで作りたい場合は、ミルクを自動で泡立てるECAM35055Bかマグニフィカ スタートが候補です。
ECAM35055Bのミルクコンテナは冷蔵庫に入れておけますか?
取扱説明書は、残った牛乳を一日の終わりに捨ててコンテナを洗うよう求めています。すぐに捨てられないときに「一時的に冷蔵庫に入れるなど」衛生面に注意する、という書き方で、入れたまま保管することを勧めてはいません。
ディナミカにウォーターフィルターは付いていますか?
ECAM35055Bには付属していて、表示が出たとき、使い始めて2か月たったとき、3週間以上使わなかったときに交換します。ECAM35035Wは、取扱説明書の付属品・別売品・設定のいずれにもウォーターフィルターの記載がありません。公式オンラインストアの商品ページではフィルター(DLSC002)が一緒に表示されますが、ECAM35035Wで使えるかどうかは公式情報では確認できませんでした(2026年10月24日時点)。
ディナミカの保証は何年ですか?
保証書ではお買い上げ日から1年です。デロンギの会員サービス「De’Longhi Family」に購入日から6か月以内に登録すると、全自動コーヒーマシンは3年に延びます。2024年8月1日以降に公式サイトで買った場合は自動で登録され、それ以外は購入を証明するレシートなどの画像を添えて登録します。










