デロンギの「マグニフィカ スタート」は、タッチパネルで操作する全自動コーヒーマシンです。2026年10月24日時点でデロンギ公式オンラインストアには、ECAM22020(97,800円)、ECAM22062(128,000円)、ECAM22080GB(124,800円)の3型番が並んでいます(税込)。ミルクを自動で泡立てたいならECAM22062かECAM22080GB、ミルクは自分で泡立てる、またはブラックが中心ならECAM22020が候補です。
ミルク自動の2台はカフェ・ジャポーネを飲むかどうかで分かれ、2026年3月12日発売のECAM22080GBはECAM22062より3,200円安く、ラテマキアートとスペシャルティが付く代わりにカフェ・ジャポーネがありません。この記事では、デロンギの公式オンラインストア・取扱説明書・ニュースリリースをもとに3型番の違いを整理し、差額で何が増えるかを編集部が試算しました。タッチパネルの使い方とお手入れも、取扱説明書に沿ってまとめています。
- マグニフィカ スタート3型番の価格・メニュー・ミルクの違い
- 差額で増えるメニューと、スタバのカプチーノ何杯分かの試算
- 型番の選び方と、マグニフィカSで足りるかの判断材料
- タッチパネルの操作、初回の準備、抽出量の変え方
- ラテクレマ ホットの洗い方と除石灰の手順
マグニフィカ スタートとは?タッチパネルで操作するマグニフィカ
マグニフィカ スタートは、デロンギの全自動コーヒーマシン「マグニフィカ」のうち、操作部がタッチパネル(取扱説明書の表記はタッチセンサー式)になっているシリーズです。豆を挽くところから抽出までを本体が行い、電源を入れたときと切るときには内部を自動で洗浄します(ECAM22020の取扱説明書)。
公式オンラインストアのマグニフィカ系は、2026年10月24日時点でマグニフィカS、マグニフィカS スマート、マグニフィカ スタートの3シリーズです。SとS スマートはボタンとダイヤルで操作し、スタートの3型番はすべてタッチパネルです。
3型番の発売日と本体の色
デロンギ公式ニュースによると、発売はECAM22020が2023年11月15日、ミルクを自動で泡立てる「ラテクレマ ホット」を付けたECAM22062が2024年11月22日、ECAM22080GBが2026年3月12日です。ECAM22080GBは、発売時のニュースリリースでは「マグニフィカ スタート ミルクモデル」と呼ばれています。
色は、ECAM22020とECAM22062がブラック(型番の末尾がB)とホワイト(末尾がW)の2色です。ECAM22080GBは1色で、ニュースリリースでは側面がグレー、上部がツヤのあるブラックの2色づかいと説明されています。
3型番に共通する本体の仕様
本体の大きさと重さ、水タンクの容量は3型番で同じです。置き場所を決めるときに使う数字を表にまとめました。
| 項目 | 3型番の値 | 補足 |
|---|---|---|
| 本体サイズ(幅×奥行×高さ) | 約240×440×350mm | ECAM22080GBはニュースリリースの値 |
| 重量 | 約9.5kg | 同上 |
| 水タンク | 1.8L | ECAM22080GBはリリースの「最大使用水量」 |
| 豆ホッパー | 250g | ECAM22080GBは取扱説明書が未公開のため確認できず |
| コーヒーの濃さ | 3段階(マイルド・スタンダード・ストロング) | ECAM22080GBもリリースで3段階 |
| 消費電力 | 1450W | 待機電力は約0.5W以下(ECAM22020・ECAM22062) |
| ポンプ圧 | 15気圧 | 3型番とも同じ |
| ウォーターフィルター | 付属 | 3型番とも付属 |
| 設置に必要な空き | 左と背面5cm以上、右と上部20cm以上 | ECAM22020・ECAM22062の取扱説明書 |
本体の高さ約35cmに上部の空き20cmを足すと、棚の中に置くなら約55cmの高さが要る計算です。奥行も約44cmあるので、キッチンの棚やカウンターの奥行を先に測っておくと選びやすくなります。
マグニフィカ スタート3機種の違い(比較表と差額の試算)
3型番の違いは、ミルクの泡立て方と、ワンタッチで作れるメニューの組み合わせです。価格は公式オンラインストアのECAM22020・ECAM22062・ECAM22080GBの商品ページに出ている税込価格で、2026年10月24日に確認しました。
| 項目 | ECAM22020 | ECAM22062 | ECAM22080GB |
|---|---|---|---|
| 公式ストア価格(税込) | 97,800円 | 128,000円 | 124,800円 |
| ECAM22020との差額 | ― | +30,200円 | +27,000円 |
| ミルク | 手動(ミルクフロッサー) | 自動(ラテクレマ ホット) | 自動(ラテクレマ ホット) |
| エスプレッソ | ○ | ○ | ○ |
| スペシャルティ | ○ | × | ○ |
| カフェ・ジャポーネ | ○ | ○ | × |
| ワンタッチのカプチーノ | ×(ミルクフロッサーで作る) | ○ | ○ |
| ワンタッチのラテマキアート | × | × | ○ |
| 給湯 | ○(ミルクフロッサーから) | ○(給湯ノズル) | ○(給湯ノズル) |
| 抽出温度 | 3段階 | 3段階 | 確認できず |
| コーヒー粉 | 使える | 使える | 確認できず |
| 発売日 | 2023年11月15日 | 2024年11月22日 | 2026年3月12日 |
表の「確認できず」は、ECAM22080GBの取扱説明書が2026年10月24日時点で公式サイトに公開されていないためです。濃さの段階、水タンク、本体の大きさは3型番で同じです。
ミルクの泡立て方の違い
ECAM22020は、本体の横にあるミルクフロッサーからスチームを出し、ミルクジャグに入れた牛乳を自分で泡立てます。取扱説明書は、ミルクジャグの側面が触れられないくらい熱くなる60〜65℃を泡立ての目安にしています。
ECAM22062とECAM22080GBは、牛乳を入れたミルクコンテナを本体に差し込み、カプチーノのアイコンに触れると、ミルクの泡立てからカップに注ぐまでを自動で行う「ラテクレマ ホット」を備えます。ECAM22062の取扱説明書によると、ミルクコンテナの1目盛りは20mLで、最低量(MINライン)は45mLです。
手動のミルクフロッサーでの泡立て方と、泡立たないときの原因は「マグニフィカSでカプチーノを作る方法」で解説しています。ECAM22020も、スチームノブを回してミルクフロッサーで泡立てる方式です。
ECAM22062とECAM22080GBのメニューの違い
ミルク自動の2台は、ワンタッチのメニューが2品入れ替わっています。ECAM22062はカプチーノ・エスプレッソ・カフェ・ジャポーネの3品、ECAM22080GBはラテマキアート・カプチーノ・エスプレッソ・スペシャルティの4品で、どちらにも給湯が付きます。
カフェ・ジャポーネは、給湯と蒸らしをくり返す「間欠抽出」で淹れるメニューです(ECAM22062の取扱説明書)。量の初期設定は約180mL(約100〜240mLで変更可)で、エスプレッソ(初期設定約30mL)より多めの量を淹れます。
ECAM22080GBには、カフェ・ジャポーネの代わりにスペシャルティがあります。ECAM22020の取扱説明書ではスペシャルティも初期設定約180mLですが、ECAM22080GBの量は取扱説明書が公開されていないため確認できていません(2026年10月24日時点)。
差額で増えるメニューと無くなるメニュー(編集部の試算)
ECAM22020を基準にして、ミルク自動の2台にすると何が増えて何が無くなるかを並べました。差額は公式オンラインストアの税込価格(2026年10月24日)から計算しています。
| 組み合わせ | 差額(式) | 増えるもの | 無くなるもの |
|---|---|---|---|
| ECAM22020→ECAM22062 | +30,200円(128,000−97,800) | ラテクレマ ホット、ワンタッチのカプチーノ | スペシャルティ |
| ECAM22020→ECAM22080GB | +27,000円(124,800−97,800) | ラテクレマ ホット、ワンタッチのカプチーノとラテマキアート | カフェ・ジャポーネ |
| ECAM22080GB→ECAM22062 | +3,200円(128,000−124,800) | カフェ・ジャポーネ | ラテマキアート、スペシャルティ |
新しいECAM22080GBのほうがECAM22062より3,200円安く、ワンタッチのメニューも1品多くなります。ECAM22062を選ぶ理由になるのは、カフェ・ジャポーネがあること、ホワイトを含む2色から選べること、取扱説明書が公開されていて豆ホッパーの容量や抽出量の範囲を買う前に確かめられることです。
差額をスターバックスのカプチーノに換算した杯数(編集部の試算)
差額の大きさをつかむために、スターバックスのカプチーノ(トール)の店内価格515円(税込)で割りました。515円は2026年10月9日の価格改定後の価格で、10月24日にスターバックスの公式メニューで確認しています。
| 差額 | 式 | トールのカプチーノに換算 |
|---|---|---|
| ECAM22020→ECAM22062:30,200円 | 30,200÷515 | 58.6杯分 |
| ECAM22020→ECAM22080GB:27,000円 | 27,000÷515 | 52.4杯分 |
| ECAM22080GB→ECAM22062:3,200円 | 3,200÷515 | 6.2杯分 |
| マグニフィカS→ECAM22020:28,000円 | 28,000÷515 | 54.4杯分 |
ミルクを自動にするための上乗せは、店のカプチーノでおよそ52〜59杯分の金額です。家で淹れるときの豆代・牛乳代・電気代を入れていないので、何杯飲めば元が取れるかを示す数字ではありません。スターバックスの価格は一部の店舗で異なり、サイズ別の値段は「スタバのカプチーノの値段・カロリー」にまとめています。
参考までに、デロンギはECAM22080GBのニュースリリースで、家で淹れる1杯の費用をコーヒー約85円、カプチーノ約105円としています。コーヒー豆・水道代・牛乳・電気代を含み、本体の代金は含まない、2025年11月のデロンギの算出です。豆の値段や1杯に使う量といった前提は書かれていないため、この記事ではこの数字を使った元が取れる杯数の計算はしていません。
マグニフィカ スタートの選び方(型番ごとに向く人)
迷ったら、まずミルクの泡立てを自動にしたいかどうかを決めます。自動にするなら、次にカフェ・ジャポーネとラテマキアートのどちらを使うかで、ECAM22062とECAM22080GBを選び分けます。
| こんな人 | 候補 | 決め手 |
|---|---|---|
| ブラックが中心、ミルクは自分で泡立てる | ECAM22020 | 3型番で最も安い。スペシャルティとカフェ・ジャポーネの両方がある |
| カプチーノもカフェ・ジャポーネも飲む | ECAM22062 | ミルク自動でカフェ・ジャポーネがあるのはこの型番だけ |
| ラテマキアートやスペシャルティも飲む | ECAM22080GB | ECAM22062より3,200円安く、ワンタッチのメニューが1品多い |
| タッチパネルにこだわらず、価格を抑えたい | マグニフィカS | ECAM22020より28,000円安い。ミルクは手動 |
ミルクを手で泡立てる人はECAM22020
ECAM22020は、スタートの3型番で唯一ミルクが手動で、価格も最も安い97,800円です。ワンタッチのメニューはエスプレッソ・スペシャルティ・カフェ・ジャポーネで、ブラックコーヒーのメニューは3型番の中で最も多くなります。
カプチーノはミルクフロッサーで泡立てれば作れますが、泡立てのたびにフロッサーを洗う手順があります。毎日ミルクを使うなら、その手間を27,000〜30,200円の差額で省くかどうかで考えます。
カフェ・ジャポーネも飲む人はECAM22062
ミルク自動とカフェ・ジャポーネの両方があるのは、3型番の中でECAM22062だけです。色はブラックとホワイトから選べ、取扱説明書が公開されているので、カプチーノのミルク量(約44〜242mL)などの設定範囲を買う前に確認できます。一方で、スペシャルティとラテマキアートはありません。
ラテマキアートも飲む人はECAM22080GB
ECAM22080GBは、ECAM22062より3,200円安く、ワンタッチのラテマキアートとスペシャルティが付く2026年発売の型番です。カフェ・ジャポーネを使わず、色もグレーとブラックの1色でよければ、ミルク自動の2台ではこちらが候補になります。
気をつけたいのは、2026年10月24日時点で公式サイトに取扱説明書が無いことです。豆ホッパーの容量、抽出温度の段階、コーヒー粉が使えるかどうかは公式情報で確認できていないので、粉を使いたい人は購入前に販売元へ確かめてください。
価格を優先する人はマグニフィカS
マグニフィカS(ECAM22112、69,800円)とスタートのECAM22020の差は28,000円で、スターバックスのカプチーノ(トール)54.4杯分です。この差で、操作がタッチパネルになり、ワンタッチのスペシャルティが加わり、ウォーターフィルターが付属します。反対に、抽出温度はSの4段階からスタートは3段階に減ります。
S・S スマートを含めたマグニフィカ全体の比較表は「デロンギ マグニフィカSとは|モデルの違い・使い方・お手入れ」にまとめています。
マグニフィカ スタートの使い方(タッチパネルの操作と初回の準備)
ここからは、ECAM22020とECAM22062の取扱説明書に沿って使い方をまとめます。ECAM22080GBは、2026年10月24日時点で公式サポートページに取扱説明書が無いため、付属の説明書で確認してください。
タッチパネルのボタンとアイコン
コントロールパネルは、指で触れて操作するタッチセンサー式です。ECAM22020の取扱説明書の図では、上段に給水・カス受け・除石灰などのお知らせアイコン、中段にメニューアイコンと豆量調整ボタン、下段に除石灰・設定・電源などのボタンが並んでいます。
| ボタン・アイコン | ECAM22020 | ECAM22062 |
|---|---|---|
| メニューアイコン | エスプレッソ、スペシャルティ、カフェ・ジャポーネ、スチーム | エスプレッソ、カフェ・ジャポーネ、カプチーノ、給湯 |
| 豆量調整ボタン | 濃さ(マイルド・スタンダード・ストロング)とコーヒー粉を切り替え | 同じ |
| 設定(プログラムモード)に入る | 設定ボタン | 設定/x2ボタン |
| エスプレッソを2杯 | 内部洗浄/x2ボタン | 設定/x2ボタン |
| 手動の内部洗浄 | 内部洗浄/x2ボタンを長押し | ミルクノズル洗浄/内部洗浄ボタンを長押し |
| 石灰の除去 | 除石灰ボタン | 除石灰ボタン |
ランプは、点灯が「使える」、点滅が「準備中」、高速点滅が「対処が必要」の合図です(ECAM22062の取扱説明書)。エスプレッソを2杯淹れるときは、x2のボタンに触れてからエスプレッソのアイコンに触れます。
濃さは豆量調整ボタンに触れるたびにマイルド、スタンダード、ストロング、コーヒー粉の順に切り替わり、初期設定はスタンダードです。濃さの設定は次の抽出でも保存されますが、コーヒー粉を選んだ設定は保存されず、約2分で豆からの抽出に戻ります。
初めて使う前の準備
届いたら、次の順で準備します。工場で水とコーヒー豆を使った抽出試験をしてから出荷されているため、本体内部に水滴の跡やコーヒーのかすが付いていることがある、と取扱説明書に書かれています。
| 順番 | やること | 取扱説明書の要点 |
|---|---|---|
| 1 | 部品を洗う | お手入れの手順を見て、取り外せる部品を洗う |
| 2 | 空気抜き | 水タンクに「MAX」まで水を入れて本体にセットし、抽出口の下に容器(ECAM22020は100mL以上、ECAM22062は給湯ノズルを付けて150mL以上)を置いて始める。お湯が止まれば完了 |
| 3 | 水硬度の確認と設定 | 付属の水硬度チェッカーを使う水に約1秒浸し、約1分後にピンク色になった四角の数でレベル1〜4を確かめる。初期設定はレベル1で、2以上ならプログラムモードで設定する |
| 4 | ウォーターフィルターの取り付け | カレンダーを使用開始月に合わせ、フィルターの穴に水道水を1分以上流し、水に約10秒沈めて空気を抜いてから水タンクに差し込む。プログラムモードで設定して通水する |
準備ができたら豆ホッパーに豆を入れ、電源を入れると予熱と自動の内部洗浄が始まります。ECAM22062の取扱説明書は、初めて使うときは調整のためにエスプレッソを4〜5杯抽出するよう案内しています。
抽出量と抽出温度の変え方
抽出量は、メニューごとに好みの量を覚えさせる「定量設定」で変えます。設定したいメニューアイコンを数秒長押しし、ランプが高速点滅して抽出が始まったら指を離し、好みの量になったところでもう一度同じアイコンに触れると、その量が保存されます。
ECAM22062のカプチーノは、長押しすると先にミルクが出るので好みの量で一度触れて止め、続いて出るコーヒーも好みの量で触れて止めます。2杯抽出は定量設定ができず、設定を出荷時に戻すときは電源を切った状態で行うプログラムリセットを使います。
| メニュー | 初期設定 | 設定範囲 | 型番 |
|---|---|---|---|
| エスプレッソ(1杯) | 約30mL | 約20〜180mL | ECAM22020・ECAM22062 |
| エスプレッソ(2杯) | 約60mL | 約40〜360mL | ECAM22020・ECAM22062 |
| スペシャルティ | 約180mL | 約100〜240mL | ECAM22020 |
| カフェ・ジャポーネ | 約180mL | 約100〜240mL | ECAM22020・ECAM22062 |
| カプチーノのコーヒー | 約65mL | 約20〜180mL | ECAM22062 |
| カプチーノのミルク | 約80mL | 約44〜242mL | ECAM22062 |
| 給湯 | 約100mL | 約20〜420mL | ECAM22062 |
一度だけ量を足したいときは、抽出が終わってメニューのランプが高速点滅している間に同じアイコンを押し続けると、押している間だけ追加で抽出されます。定量設定を変えずに済むので、マグカップの大きさが日によって違うときに使えます。
抽出温度は、プログラムモードで低温・中温・高温の3段階から選び、初期設定は中温です。取扱説明書はエスプレッソの温度を67〜70℃前後が理想としたうえで、もっと熱くしたいときは、抽出温度を上げる、給湯でカップを温める、手動の内部洗浄で本体内部を温める、の3つを挙げています。
オートオフと節電モードの設定
何も操作しない時間が続くと電源が自動で切れる「オートオフ」は、15分・30分・1時間・3時間から選べ、初期設定は3時間です。オートオフで電源が切れるときも、入れ直すときも内部洗浄でお湯が出るため、電源を入れたままにするときは抽出口の下にカップなどを置いておくよう取扱説明書は案内しています。
節電モードは初期設定がONで、ONのままだと予熱のために抽出が始まるまで少し時間がかかることがあります。消費電力は1450W、待機電力は約0.5W以下です。どちらの設定も、設定ボタン(ECAM22062は設定/x2ボタン)を5秒長押しして入るプログラムモードで変えられ、30秒操作しないと通常の状態に戻ります。
マグニフィカ スタートのお手入れ(ラテクレマ ホットの洗浄と除石灰)
お手入れの手順は、ミルクが手動のECAM22020と、ラテクレマ ホットのECAM22062で違います。ECAM22080GBもラテクレマ ホットを備えますが、取扱説明書が未公開のため、以下のミルクまわりはECAM22062の手順です。
毎日のお手入れの基本
電源を入れたときと切るときは、毎回自動で内部を洗浄します。ただし、電源を入れてから1杯も抽出しなかった場合は、切るときの内部洗浄は行われません。
カス受けのかすは、電源を入れた状態でトレイを外して捨てます。ECAM22062の取扱説明書によると、本体は抽出杯数を数えていて、この作業でカウントがリセットされる仕組みです。豆ホッパーに残った豆は入れたままでもかまいませんが、3日以内に使うよう勧めています。
洗うときは、ベンジンやアルコール、研磨剤、漂白剤、たわしやメラミンスポンジを使いません(ECAM22062は、スチーム管まわりに使うキッチン用アルコール除菌スプレーを除く)。食器洗い機は、ECAM22020では使えず、ECAM22062ではミルクコンテナ・トレイ・インナートレイだけ50℃以下のコースで使えます。
ミルクノズルとミルクコンテナの洗浄(ECAM22062)
カプチーノを作ると、ミルクノズルを洗浄するまでランプが青く点滅します。ミルクコンテナを付けたままノズルの下に空の容器を置き、ミルクノズル洗浄のボタンに触れると、熱湯でノズルが自動で洗浄され、終わると止まります。続けて何杯か作るときは、最後の1杯のあとに洗浄します。
一日の終わりには、ミルクコンテナに残った牛乳を捨てて分解洗浄します。すぐに捨てないときは、ミルクコンテナを一時的に冷蔵庫に入れるなど衛生面に注意するよう書かれています。
分解は、ミルクコンテナを手前に引いて外し、取り外しボタンを押しながらふたを引き上げ、ふたからミルクノズル・ミルク吸入チューブ・接続部・フロスつまみを外します。部品は食器用洗剤を溶かしたぬるま湯に浸けて洗い、穴や溝、くぼみの詰まりはブラシや爪楊枝で取り除いて、乾いたら逆の順で戻します。乳成分の汚れ用には、別売の洗剤「エコマルチクリーン」(DLSC550)も取扱説明書に載っています。
取扱説明書は、スチーム管に付いたミルクが乾いて固まると故障の原因になると注意しています。スチーム管のまわりは、キッチン用アルコール除菌スプレーで除菌し、先の細い柔らかいブラシで掃除してから、固く絞った濡れ布巾で拭きます。
ミルクフロッサーの洗浄(ECAM22020)
ECAM22020は、牛乳を泡立てるたびにミルクフロッサーを洗います。洗ったミルクジャグに水を半分ほど入れてフロッサーを浸け、スチームを出して約10秒後に止め、布巾で拭く手順です。牛乳のかすのこびり付きや、スチームノズルの詰まりを防ぐためと説明されています。
除石灰の目安と手順
水の石灰分は使ううちに内部の管などに付着し、そのまま使い続けると故障の原因になります。除石灰が必要な時期になると除石灰アイコンが点灯し、お知らせの頻度は設定した水硬度のレベルと抽出するメニューで変わります(レベルが低いほど少ない)。
作業は30分ほどかかり、途中で中断できないので、時間に余裕があるときに始めます。除石灰剤は付属していて、別売品として100mL×2本入り(DLSC200)と500mLボトル(DLSC500)があります。
| 段階 | ECAM22020 | ECAM22062 |
|---|---|---|
| 準備 | 除石灰ボタンを長押し。トレイの水とカス受けのかすを捨て、ウォーターフィルターを外す | 給湯ノズルを付け、除石灰ボタンを5秒長押し。トレイとカス受けを空にし、ウォーターフィルターを外す |
| 洗浄 | 水タンクに除石灰剤を「A」まで、水を「B」まで入れる。抽出口とミルクフロッサーの下に2L以上の容器を置き、ボタンに触れてからスチームノブを「I」に回す | 除石灰剤を「A」(約100mL)まで、水を「B」まで入れる。抽出口と給湯ノズルの下に2L以上の容器を置き、ボタンに触れる |
| 自動の洗浄 | 約15〜20分で水タンクが空になって止まる | 同じ |
| すすぎ | 水タンクをすすいで「MAX」まで水を入れ、すすぎを2回。途中でスチームノブを操作する | 水タンクをすすいで「MAX」まで水を入れ、すすぎを2回。完了のランプが点かなければ水だけで3回目 |
ECAM22062にはスチームノブが無く、お湯は給湯ノズルから出るため、ノブを回す操作はありません。ウォーターフィルターを使っている場合は、すすぎの後に取り付け直します。
よくある質問
マグニフィカ スタートを選ぶときによく比べられる点を、公式情報をもとにまとめました。
マグニフィカSとマグニフィカ スタートの違いは何ですか?
違いは操作部、ミルク、抽出温度の段階、付属品です。スタートはタッチパネルで3型番のうち2台がミルク自動、Sはボタンとダイヤルで操作し、ミルクは手動、抽出温度は4段階で、ウォーターフィルターは付属しません。公式オンラインストアの価格はSが69,800円、スタートが97,800円からです(税込、2026年10月24日確認)。
ECAM22062とECAM22080GBはどちらを選べばよいですか?
カフェ・ジャポーネを使うならECAM22062、ラテマキアートやスペシャルティを使うならECAM22080GBです。価格はECAM22080GBのほうが3,200円安い124,800円です(公式オンラインストア、税込、2026年10月24日確認)。ECAM22080GBは取扱説明書が未公開で、豆ホッパーの容量やコーヒー粉の使用可否を公式情報で確認できない点も判断材料になります。
マグニフィカ スタートでコーヒー粉は使えますか?
ECAM22020とECAM22062は使えます。電源を入れて動作音が止まってから、パウダー投入口に計量スプーンで山盛り1杯までの粉を入れ、豆量調整ボタンでコーヒー粉を選びます。ECAM22062の取扱説明書では、粉のときは2杯抽出と濃さの変更ができず、ECAM22080GBは取扱説明書が未公開のため粉が使えるかは確認できていません(2026年10月24日時点)。
ウォーターフィルターは付属していますか?
3型番とも付属しています(ECAM22020・ECAM22062は取扱説明書、ECAM22080GBはニュースリリース)。交換の目安は、ウォーターフィルターアイコンが点灯したとき、使い始めて2か月たったとき、3週間以上使わなかったときで、交換用は別売のDLSC002です。除石灰をするときは、先にフィルターを外します。










