カフェオレは、コーヒーと牛乳を合わせるだけの簡単な飲み物です。それなのに、家で作ると「薄い」「ぼやける」「お店の味にならない」となりがちではないでしょうか。
原因のほとんどは比率と温度にあります。本記事では、カフェオレの黄金比と作り方を、UCC上島珈琲が公開しているレシピをもとに解説します。ホットとアイスで最適な比率が違うことや、植物性ミルクを使うときの比率まで整理しました。
この記事の結論
ホットカフェオレの黄金比は「コーヒー1:牛乳1」です。UCC上島珈琲が公開している比率で、アイスの場合は「コーヒー2:牛乳1」と変わります。氷で薄まるぶん、アイスはコーヒーを多くするわけです。
もうひとつの鍵がミルクの温度。UCCは60〜70℃程度を推奨しています。沸騰させると牛乳特有の匂いが出て、コーヒーの香りを消してしまいます。豆はやや深めの焙煎を細挽きにして、そのまま飲むには濃いくらいに抽出するのがコツです。
- 黄金比:ホットは1:1/アイスは2:1(コーヒー多め)
- ミルクの温度:60〜70℃。沸騰させない
- 豆:やや深煎り・細挽き
- 抽出:そのまま飲むには濃いくらいに
- カフェラテとの違い:エスプレッソを使うかどうか
目次
カフェオレとは?カフェラテとの違い
カフェオレ(café au lait)は、フランス語で「ミルク入りのコーヒー」を意味します。ポイントはベースに使うコーヒーです。
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| 項目 | カフェオレ | カフェラテ |
|---|
| ベース | ドリップなどで抽出したコーヒー | エスプレッソ |
| 発祥 | フランス | イタリア |
| ミルクの比率 | おおむね1:1 | ミルクが多め |
| 味わい | まろやかで軽やか | コーヒー感が強く濃厚 |
つまりエスプレッソマシンがなくても作れるのがカフェオレです。ペーパードリップやコーヒープレスで淹れたコーヒーがあれば、それでかまいません。
カフェラテやカプチーノとの違いをもう少し詳しく知りたい方は、次の記事もどうぞ。
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黄金比は「コーヒー1:牛乳1」──ただしアイスは違う
ここがいちばん重要なところです。UCC上島珈琲が公開しているカフェ・オ・レの黄金比は、次のとおりホットとアイスで異なります。
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| 種類 | 黄金比(コーヒー:ミルク) |
|---|
| ホットカフェ・オ・レ | 1:1 |
| アイスカフェ・オ・レ | 2:1 |
| 豆乳で作る場合 | 1:1 |
| アーモンドミルク・オーツミルク | 4:3 |
アイスでコーヒーを多くするのは、氷が溶けて薄まるぶんを見込んでいるからです。ホットと同じ1:1で作ると、飲み終わるころには水っぽくなります。
植物性ミルクで比率が変わるのも見逃せません。アーモンドミルクやオーツミルクは4:3と、牛乳よりミルクの割合をやや抑えるのが推奨されています。牛乳と同じ感覚で1:1にすると、ミルクの風味が勝ちやすいということでしょう。
アイスカフェオレの詳しい作り方や、二層に分ける方法は次の記事で解説しています。
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基本の作り方(ホット)
もっとも簡単なのは、いれたコーヒーと温めた牛乳を同量ずつ合わせる方法です。UCCの基本レシピでは、ポットを2つ用意し、両手に持って半々に注ぎ込むやり方が紹介されています。
材料(1杯分)
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| 材料 | 分量 | ポイント |
|---|
| コーヒー | 100ml | ふだんより濃いめに |
| 牛乳 | 100ml | 60〜70℃に温める |
| 砂糖 | 好みで | 入れるなら熱いうちに |
手順
- コーヒーを濃いめに抽出する
- 牛乳を60〜70℃に温める(沸騰させない)
- カップに同量ずつ注ぎ合わせる
- 好みで砂糖を加える
電子レンジで牛乳を温める場合、UCCはマグカップに200mlを入れて600Wで1分20秒ほどという目安を示しています。お使いの機種によって差が出るので、様子を見ながら調整してください。
より本格的に作るなら
UCCが「プロの技」として公開している抽出条件は、次のようにかなり濃いめです。
- コーヒー豆12gを細挽きに
- お湯は合計60cc(まず20ccで蒸らし、続けて40ccをゆっくり注ぐ)
- ミルクは200mlを60〜70℃に
豆12gに対してお湯60ccは、ふつうにドリップするときの3倍近い濃度です。「そのまま飲むには、ちょっと濃いかも」というくらいに抽出するのがポイントとされています。
「1:1」と「濃縮コーヒー60cc+ミルク200ml」は一見矛盾して見えますが、コーヒーの濃さが違うだけです。濃く抽出するなら量は少なくてよい、と考えると分かりやすくなります。
ミルクを沸騰させてはいけない理由
温度指定が60〜70℃である点には理由があります。
牛乳は高温になるほど、特有の加熱臭が出やすくなります。この匂いはコーヒーの香りとぶつかり、せっかくのカフェオレを平板な味にしてしまいます。また表面に膜(湯葉のようなもの)ができると口当たりも悪くなります。
逆に冷たすぎると、注いだ瞬間に全体がぬるくなります。湯気は立つが沸いてはいない——この状態を目指してください。
牛乳の種類によっても仕上がりは変わります。成分無調整と低脂肪の違いは、次の記事で解説しています。
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豆の選び方は「やや深煎り・細挽き」
UCCが推奨しているのは比較的深めに焙煎したタイプを細挽きにすることです。
理由は単純で、ミルクに負けないため。浅煎りの華やかな酸味は繊細で、牛乳を同量加えるとほとんど感じ取れなくなります。深煎りの苦味とコクであれば、ミルクと合わさっても輪郭が残ります。
焙煎度の段階については次の記事で整理しています。カフェオレなら、シティローストあたりから先を目安にするとよいでしょう。
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うまくいかないときの原因
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| 症状 | 原因 | 対処 |
|---|
| 味が薄い・ぼやける | コーヒーが薄い | 豆を増やす/湯量を減らす |
| 牛乳くさい | 温めすぎ | 60〜70℃にとどめる |
| 表面に膜ができる | 加熱しすぎ | 沸騰させない/かき混ぜる |
| 酸味だけが浮く | 浅煎りの豆を使っている | やや深煎りに変える |
| ぬるい | 牛乳が冷たいまま | 先に牛乳を温めておく |
| 砂糖が溶けない | 合わせてから入れている | 熱いコーヒーの段階で溶かす |
いちばん多いのは1つめです。「牛乳と同量のコーヒー」を、ふだん飲む濃さで作ってしまうと、当然ながら味は半分になります。カフェオレ用のコーヒーは濃いめ、が基本です。
そもそもカフェラテとカフェオレは何が違うのか、という点はこちらで整理しています。
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カフェオレの作り方に関するよくある質問
- カフェオレの黄金比はどれくらいですか?
-
UCC上島珈琲が公開している比率では、ホットカフェ・オ・レがコーヒー1:牛乳1、アイスカフェ・オ・レがコーヒー2:牛乳1です。アイスでコーヒーを多くするのは、氷が溶けて薄まるぶんを見込んでいるためです。植物性ミルクの場合は、豆乳が1:1、アーモンドミルクとオーツミルクは4:3が推奨されています。
- カフェオレとカフェラテは何が違いますか?
-
ベースに使うコーヒーが違います。カフェオレはドリップなどで抽出したコーヒー、カフェラテはエスプレッソを使います。カフェオレはフランス発祥でミルクとおおむね1:1、カフェラテはイタリア発祥でミルクが多めです。エスプレッソマシンがなくても作れるのがカフェオレです。
- 牛乳は何度に温めればいいですか?
-
60〜70℃程度が目安です。沸騰させると牛乳特有の加熱臭が出てコーヒーの香りとぶつかり、表面に膜もできて口当たりが悪くなります。電子レンジを使う場合、UCCはマグカップに牛乳200mlを入れて600Wで1分20秒ほどという目安を示しています。「湯気は立つが沸いてはいない」状態を目指してください。
- カフェオレが薄くなってしまいます
-
コーヒーの濃さが足りていない可能性が高いです。牛乳を同量加えるということは、コーヒーの濃度が半分になるということ。ふだん飲む濃さで作ると物足りなくなります。豆の量を増やすか湯量を減らして、「そのまま飲むにはちょっと濃いかも」と感じるくらいに抽出してください。
- どんな豆が向いていますか?
-
やや深めに焙煎した豆を細挽きにするのが向いています。浅煎りの華やかな酸味は繊細で、牛乳を同量加えるとほとんど感じ取れなくなるためです。深煎りの苦味とコクであれば、ミルクと合わさっても味の輪郭が残ります。シティローストあたりから先を目安にするとよいでしょう。
- インスタントコーヒーでもカフェオレは作れますか?
-
作れます。粉の量で濃さを自由に決められるため、むしろ調整はしやすい方法です。ふだん1杯分に使う量より多めに溶かし、温めた牛乳と合わせてください。少量のお湯で濃く溶かしてから牛乳を注ぐと、味がぼやけにくくなります。
- 豆乳やオーツミルクでも作れますか?
-
作れます。ただし比率が変わります。UCCの推奨では、豆乳はコーヒー1:豆乳1と牛乳と同じですが、アーモンドミルクとオーツミルクは4:3とミルクの割合をやや抑えます。牛乳と同じ感覚で作るとミルクの風味が勝ちやすいためです。
- 砂糖はいつ入れるのがいいですか?
-
熱いコーヒーの段階で溶かすのがおすすめです。牛乳と合わせたあとは温度が下がっているため、砂糖が溶け残りやすくなります。先に溶かしておけば、全体に均一な甘さになります。
まとめ:比率と温度を決めれば、味は安定する
- 黄金比はホット1:1/アイス2:1
- 牛乳は60〜70℃。沸騰させない
- 豆はやや深煎り・細挽き
- コーヒーはそのまま飲むには濃いくらいに抽出する
- 植物性ミルクは豆乳1:1/アーモンド・オーツ4:3
カフェオレは手順が少ないぶん、ひとつひとつの条件が味に直結します。逆に言えば、比率と温度さえ決めてしまえば毎回同じ味を再現できます。
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