カフェラテは家で作ろうとすると、最初の一歩でつまずきがちです。「エスプレッソマシンがないと無理では?」と思って諦めた人も多いのではないでしょうか。
結論から言えば、マシンがなくても、濃いめに淹れたドリップコーヒーでカフェラテは作れます。本記事では、UCC上島珈琲が公開している定義と比率をもとに、カフェラテの黄金比と、マシンなしで作る方法を解説します。
この記事の結論
カフェラテの黄金比は「エスプレッソ1:スチームドミルク4」です。UCC上島珈琲は「エスプレッソ1/5、スチームドミルク4/5程度」と案内しており、量にするとエスプレッソ約30mlにミルク約120mlにあたります。
エスプレッソマシンは必須ではありません。UCCも濃いめにドリップしたコーヒーで作るアレンジを紹介しています。ポイントは「濃く、少なく」。ふだんの1杯をそのまま使うと、ミルクに負けて味が消えます。
- 黄金比:エスプレッソ1:ミルク4(約30ml:約120ml)
- マシンなし:濃いめのドリップ、マキネッタ、インスタントで代用可
- 豆:深めの焙煎。ミルクに負けない苦味とコクが要る
- カフェオレとの違い:ベースがエスプレッソかドリップか
- カプチーノとの違い:比率は同じ。泡(ホイップドミルク)の有無
目次
カフェラテとは
カフェラテは、エスプレッソにスチームドミルクを注いで作るイタリア生まれの飲み物です。イタリア語で「カフェ(caffè)」はコーヒー、「ラテ(latte)」はミルクを意味します。
ちなみに海外で「ラテ」とだけ注文すると、牛乳が出てくることがあります。ミルクという意味の単語なので、当然といえば当然です。
カフェオレ・カプチーノとの違い
紛らわしい3つを、UCC上島珈琲が公開している定義で並べると次のようになります。
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| 名前 | ベース | ミルクの比率と状態 |
|---|
| カフェ・ラテ | エスプレッソ | スチームドミルク4/5 |
| カプチーノ | エスプレッソ | スチームドミルク+ホイップドミルクで4/5 |
| カフェ・オ・レ | 深煎りのドリップコーヒー | 温めたミルクを同量 |
ここで見落とされがちなのが、UCCの定義ではカフェラテとカプチーノの比率が同じだという点です。どちらもエスプレッソ1/5にミルク4/5とされ、違いはホイップドミルク(泡)がのっているかどうかにあります。
ただしカプチーノには「エスプレッソ・スチームドミルク・フォームドミルクを1/3ずつ」という古典的な考え方もあり、店やバリスタによって配分は変わります。どちらの立場でも、両者を分けるのは泡の量という点は共通しています。
一方カフェオレは、ベースがエスプレッソではなく深めに焙煎した豆で抽出したドリップコーヒーで、ミルクとの比率も同量(1:1)です。二重に違います。
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黄金比は「エスプレッソ1:ミルク4」
UCCの案内ではエスプレッソ1/5、スチームドミルク4/5程度。量に直すと、次のような配分になります。
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| 材料 | 分量 | ポイント |
|---|
| エスプレッソ | 約30ml | マシンがなければ濃いめのドリップで代用 |
| スチームドミルク | 約120ml | 60〜70℃に温める |
| 砂糖 | 好みで | 入れるなら熱いうちに |
カフェオレが「1:1」であるのに対し、カフェラテはミルクが4倍。それでもコーヒーの味がしっかり残るのは、ベースのエスプレッソが極端に濃いからです。
逆に言えば、ベースが薄いとカフェラテは成立しません。ここが自宅で作るときの最大の分かれ目になります。
エスプレッソマシンがなくても作れる
UCCは、カフェラテについて「本来はエスプレッソにミルクを注いで作るが、最近ではそれに限らず、濃いめにドリップしたコーヒーで簡単に作るアレンジも広まっている」という趣旨の案内をしています。つまり、家庭ではマシンなしでかまいません。
代用の選択肢は3つあります。
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| 方法 | 濃さ | 手軽さ |
|---|
| 濃いめのドリップ | △(工夫が要る) | ◎ 器具の追加なし |
| マキネッタ(直火式) | ◎ エスプレッソに近い | ○ 器具が必要 |
| インスタントを濃く溶かす | ○ 自由に調整可 | ◎ もっとも簡単 |
濃いめのドリップで代用する
いちばん手軽な方法です。コツは豆を増やし、湯を減らすこと。ふだん1杯150mlを淹れる量の豆で、50〜60mlだけ抽出すると、ミルクに負けない濃さになります。
挽き目は細かめに。少ない湯で成分を引き出すためです。
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マキネッタを使う
直火式の「マキネッタ(モカポット)」を使えば、エスプレッソに近い濃厚なコーヒーが淹れられます。厳密にはマシンほどの圧力はかかりませんが、カフェラテのベースとしては十分です。数千円から手に入り、置き場所も取りません。
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インスタントを濃く溶かす
意外に相性がいい方法です。少量のお湯で濃く溶かすだけなので、濃度を狙いどおりに決められます。1杯分の粉を30ml程度のお湯で溶けば、それがエスプレッソの代わりになります。
ミルクの温め方と泡立て方
ベースが決まったら、次はミルクです。
温度は60〜70℃。沸騰させない
沸騰させると牛乳特有の加熱臭が出て、コーヒーの香りとぶつかります。表面に膜もできて口当たりが悪くなります。湯気は立つが沸いてはいない状態を目指してください。
泡は「あってもなくてもいい」
ここは誤解されがちですが、カフェラテに厚い泡は必要ありません。厚い泡をのせるとカプチーノに近づきます。カフェラテはあくまで、なめらかなスチームドミルクが主役です。
とはいえ、少し泡立てたほうが口当たりはよくなります。ミルクフォーマーがあれば手軽ですが、なければ密閉できる容器に牛乳を入れて振り、そのあと温める方法でも十分です。
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牛乳は成分無調整が扱いやすい
脂肪分が多いほうがコクが出て、泡もきめ細かくなりやすい傾向があります。低脂肪乳でも作れますが、味は軽くなります。
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豆は深めの焙煎を選ぶ
UCCの定義でも、エスプレッソは「深めに焙煎したコーヒー豆を極細挽きにして、蒸気圧をかけながら瞬間的に抽出する」ものとされています。ベースが深煎りであることが前提です。
ミルクを4倍も加えるので、浅煎りの繊細な酸味はほぼ残りません。苦味とコクのはっきりした豆を選んでください。
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うまくいかないときの原因
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| 症状 | 原因 | 対処 |
|---|
| コーヒーの味がしない | ベースが薄い | 豆を増やし、抽出量を50〜60mlに減らす |
| 牛乳くさい | 温めすぎ | 60〜70℃にとどめる |
| 酸味が浮く | 浅煎りの豆 | 深煎りに変える |
| 泡が立たない | 牛乳が温かすぎる/低脂肪 | 冷たいうちに泡立ててから温める |
| カプチーノのようになる | 泡が厚い | 泡を控えめにする |
圧倒的に多いのは1つめです。ミルクが4倍入るという事実を忘れて、ふだんの濃さのコーヒーを使ってしまうケースです。
カフェオレを実際に作るときの黄金比と、アイスで比率が変わる理由は次の記事にまとめています。
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カフェラテの作り方に関するよくある質問
- カフェラテの黄金比はどれくらいですか?
-
UCC上島珈琲の案内では、エスプレッソ1/5、スチームドミルク4/5程度とされています。量にするとエスプレッソ約30mlにスチームドミルク約120mlです。カフェオレが1:1であるのに対し、カフェラテはミルクが4倍入るのが特徴です。
- エスプレッソマシンがなくてもカフェラテは作れますか?
-
作れます。UCCも、濃いめにドリップしたコーヒーで作るアレンジが広まっていると案内しています。ふだん150mlを淹れる量の豆で50〜60mlだけ抽出すれば、ミルクに負けない濃さになります。直火式のマキネッタを使う方法や、インスタントコーヒーを少量のお湯で濃く溶かす方法もあります。
- カフェラテとカフェオレは何が違いますか?
-
二重に違います。まずベースが、カフェラテはエスプレッソ、カフェオレは深めに焙煎した豆で抽出したドリップコーヒーです。次に比率が、カフェラテはミルク4/5、カフェオレはコーヒーとミルクが同量です。カフェオレのほうがコーヒーの割合が高くなります。
- カフェラテとカプチーノの違いは比率ですか?
-
UCCの定義では、どちらもエスプレッソ1/5・ミルク4/5程度と比率は同じです。違いはミルクの状態で、カフェラテはスチームドミルクのみ、カプチーノはさらにホイップドミルク(泡)をのせます。ただしカプチーノには「エスプレッソ・スチームドミルク・フォームドミルクを1/3ずつ」という古典的な考え方もあり、店によって配分は変わります。どちらの立場でも、分かれ目は泡の量である点は共通しています。
- 牛乳は何度に温めればいいですか?
-
60〜70℃程度が目安です。沸騰させると牛乳特有の加熱臭が出てコーヒーの香りとぶつかり、表面に膜もできて口当たりが悪くなります。湯気は立つが沸いてはいない、という状態を目安にしてください。
- カフェラテに泡は必要ですか?
-
厚い泡は必要ありません。厚い泡をのせるとカプチーノに近づきます。カフェラテはなめらかなスチームドミルクが主役です。ただし少し泡立てたほうが口当たりはよくなるので、ミルクフォーマーがない場合は密閉容器に牛乳を入れて振り、そのあと温める方法でも十分です。
- どんな豆を選べばいいですか?
-
深めに焙煎した豆を選んでください。UCCの定義でもエスプレッソは「深めに焙煎したコーヒー豆を極細挽きにして」抽出するものとされています。ミルクを4倍加えるため、浅煎りの繊細な酸味はほとんど残りません。苦味とコクのはっきりした豆が向いています。
- アイスカフェラテも同じ比率で作れますか?
-
氷で薄まるぶん、コーヒーを濃くするか量を増やす調整が必要です。ホットと同じ配分で作ると、飲み終わるころには水っぽくなります。ベースをさらに濃く抽出しておくか、氷を少なめにして対応してください。
まとめ:ベースを濃くすれば、マシンはいらない
- 黄金比はエスプレッソ1:ミルク4(約30ml:約120ml)
- マシンがなくても濃いめのドリップ・マキネッタ・インスタントで作れる
- ドリップで代用するなら抽出量50〜60mlまで絞る
- ミルクは60〜70℃。厚い泡は不要
- 豆は深めの焙煎を選ぶ
カフェラテがうまくいかない原因は、ほぼ「ベースが薄い」の一点に集約されます。ここさえ押さえれば、特別な器具がなくても十分においしく作れます。
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