スターバックスの店内で、ひとりだけ黒いエプロンを着けたスタッフを見かけたことはありませんか。周りは緑なのに、その人だけ黒——これは着間違いでも役職の違いでもなく、コーヒーの知識を認められた証です。
本記事では、スタバの黒エプロンが何を意味するのか、どうすれば着られるのか、そして一般の人がコーヒーの知識を証明する方法まで解説します。エプロンの定義はスターバックス公式の記載をもとにまとめました。
※情報は2026年8月時点のものです。社内制度は変更される場合があります。
この記事の結論
スタバの黒エプロンは「コーヒーマスター」に贈られる特別なエプロンです。スターバックス公式では「コーヒーに関する豊富な知識をもつと認定されたパートナー」と説明されており、社内の試験に合格した人だけが着用できます。
つまりこれは社内資格であり、お客さんとして取得することはできません。一般の人がコーヒーの知識を形にしたい場合は、誰でも受けられる民間資格が選択肢になります。
- 黒エプロン=コーヒーマスターの証(社内認定)
- 取得:社内試験に合格したパートナーのみ。一般の人は不可
- 緑エプロン:通常のバリスタが着用する基本のエプロン
- さらに上:エリアコーヒーマスター、コーヒーアンバサダー
- 一般の人:在宅で取れる民間資格が現実的な選択肢
目次
スタバの黒エプロンとは
スターバックス公式のストーリーズでは、ブラックエプロンについて次のように説明されています。
「コーヒーに関する豊富な知識をもつと認定されたパートナー、『コーヒーマスター』に贈られる特別なエプロン」
ポイントは「認定された」という部分です。勤続年数が長いから、店長だから着られるというものではありません。コーヒーの知識を問う社内の審査を通過した人だけが身につけられます。
エプロンの色でわかること
スターバックスのエプロンは黒と緑だけではありません。公式が紹介している色は次のとおりです。
スクロールできます
| 色 | 意味 |
|---|
| グリーン | スターバックスのシンボル。世界80か国以上、40万人以上のバリスタが着用する基本のエプロン |
| ブラック | コーヒーの豊富な知識を認定された「コーヒーマスター」に贈られる特別なエプロン |
| レッド | クリスマスなどのホリデーシーズンに着用 |
| ブラウン(キャンバス地) | スターバックス リザーブ® ロースタリーのパートナーが着用。店内で焙煎も行うため耐久性の高い素材 |
赤いエプロンは季節限定なので珍しくありませんが、黒エプロンは常時いるわけではありません。訪れた店舗で見かけたら、コーヒーについて詳しい人がその場にいる、ということです。
黒エプロンになるには
社内の試験に合格する必要がある
黒エプロンは、コーヒーに関する社内の認定を受けたパートナーに贈られます。産地や精製、焙煎、抽出、テイスティングといったコーヒーの知識全般が問われるとされ、誰でも自動的に着られるものではありません。
なお、試験の具体的な内容や合格率は社内制度のため公開されていません。ネット上には受験内容に関する情報も見られますが、公式に確認できる範囲では「コーヒーに関する豊富な知識を認定された人」という点にとどまります。
一般のお客さんは取得できない
ここが最も重要な点です。黒エプロン(コーヒーマスター)は、スターバックスで働くパートナー向けの社内制度です。お客さんとして通っているだけでは、どれだけ詳しくなっても取得できません。
「コーヒーの資格が欲しい」という動機で黒エプロンを調べている場合は、働く(アルバイトとして入る)か、一般に開かれた資格を選ぶかの二択になります。後者については後述します。
黒エプロンの上にある称号
黒エプロンが到達点というわけではありません。その先にもいくつかの段階があります。
エリアコーヒーマスター
所属する店舗や地域で、仲間のパートナーやお客様にコーヒーの魅力を伝える役割を担うブラックエプロンのバリスタです。全国で活動していると紹介されています。
コーヒーアンバサダー
頂点に位置するのがコーヒーアンバサダーです。全国約6万人のバリスタが競う社内競技会「コーヒー アンバサダー カップ」を経て選ばれ、任期は2年とされています。2023年の大会では第18代が誕生しました。
約6万人からひとりという規模を考えると、黒エプロンそのものがすでに相当な水準であることが分かります。
黒エプロンの人に聞けること
せっかく見かけたなら、活用しない手はありません。コーヒーの知識を認定された人なので、次のような相談に向いています。
- 豆の選び方:好みの味を伝えると、その日ある豆から提案してもらえる
- フードとの組み合わせ:どのコーヒーがどの食べ物に合うか
- 淹れ方のコツ:自宅の器具に合わせた挽き目や湯温の考え方
- 味の違いの説明:産地や焙煎による風味の差
もちろん混雑時は避けるのがマナーです。落ち着いている時間帯なら、丁寧に答えてもらえることが多いでしょう。
スタバの利用そのものについては、次の記事もあわせてどうぞ。
あわせて読みたい
スタバのおすすめデカフェメニューを紹介!値段や頼み方も解説
最近ではデカフェメニューを頼む人も増えてきましたよね。スタバでもデカフェを頼みたいなと思っている方は多いのではないでしょうか。 本記事では、カフェインが苦手な...
一般の人がコーヒーの知識を証明するには
黒エプロンが社内制度である以上、外から取ることはできません。では、スターバックスで働かない人がコーヒーの知識を形にしたい場合、何があるのでしょうか。
誰でも受けられる民間資格がある
コーヒーの資格には、在宅で受験でき、実務経験も不要なものがあります。趣味として体系的に学びたい人、カフェ開業を考えている人、接客の説得力を上げたい人まで、目的に応じて選べます。
代表的なものにコーヒーソムリエなどがあり、資格ごとに難易度も費用も異なります。どれが自分に合うかは、次の記事で比較しています。
あわせて読みたい
コーヒー資格おすすめ10選!初心者からプロまで目的別に紹介
この記事の結論 コーヒー資格は「①在宅・独学で取れる入門資格」「②講習で学ぶプロ向け資格」「③国際基準の技能資格」の3タイプに分かれます。迷ったら、まず在宅で取れ...
あわせて読みたい
コーヒーソムリエとは?独学で取得した監修者が難易度・過去問・メリットを解説
この記事の結論 コーヒーソムリエとは、日本安全食糧料理協会(JSFCA)が認定する、コーヒー豆の産地・焙煎・抽出などの基礎知識を証明する民間資格です。受験料10,000...
バリスタとして働きたい場合
「バリスタになるのに資格は必要か」という疑問もよく聞かれます。結論から言えば必須ではありませんが、知識の裏づけがあると入口は広がります。詳しくは次の記事で解説しています。
あわせて読みたい
バリスタに資格は必要?国家資格の有無と民間資格の選び方を解説
バリスタになるのに国家資格は不要。それでも資格を取る理由と、JBAバリスタライセンス・SCAJコーヒーマイスター・コーヒーソムリエなど主要資格の費用・受験方法・選び方を目的別に解説します。
スタバの黒エプロンに関するよくある質問
- スタバの黒エプロンは何を意味しますか?
-
コーヒーマスターの証です。スターバックス公式では「コーヒーに関する豊富な知識をもつと認定されたパートナー、『コーヒーマスター』に贈られる特別なエプロン」と説明されています。勤続年数や役職ではなく、社内の認定を受けた人が着用します。
- 黒エプロンは一般の人でも取得できますか?
-
できません。黒エプロン(コーヒーマスター)はスターバックスで働くパートナー向けの社内制度です。お客さんとして通っているだけでは取得できません。コーヒーの知識を資格として形にしたい場合は、在宅で受験できる民間資格が選択肢になります。
- 緑のエプロンと黒のエプロンは何が違いますか?
-
グリーンエプロンはスターバックスのシンボルで、世界80か国以上・40万人以上のバリスタが着用する基本のエプロンです。ブラックエプロンはその中でもコーヒーの豊富な知識を認定された「コーヒーマスター」だけが着用します。つまり黒は認定を受けた人に限られます。
- 赤いエプロンや茶色いエプロンもありますか?
-
あります。レッドエプロンはクリスマスなどのホリデーシーズンに着用されるものです。ブラウンのキャンバス地にレザーストラップのエプロンは、スターバックス リザーブ® ロースタリーのパートナーが着用します。店内で焙煎も行うため、より耐久性の高い素材が採用されています。
- 黒エプロンの上に階級はありますか?
-
あります。所属店舗や地域でコーヒーの魅力を伝える「エリアコーヒーマスター」、そして頂点に立つ「コーヒーアンバサダー」です。コーヒーアンバサダーは全国約6万人のバリスタが競う社内競技会を経て選ばれ、任期は2年とされています。
- 黒エプロンの試験内容や合格率は公開されていますか?
-
社内制度のため、試験の具体的な内容や合格率は公開されていません。公式に確認できるのは「コーヒーに関する豊富な知識をもつと認定されたパートナー」という点までです。ネット上の情報は非公式なものと考えてください。
- 黒エプロンの人には何を相談できますか?
-
豆の選び方、フードとの組み合わせ、自宅での淹れ方のコツ、産地や焙煎による味の違いなどです。好みの味を伝えれば、その日ある豆から提案してもらえることもあります。ただし混雑時は避け、落ち着いている時間帯に声をかけるのがマナーです。
まとめ:黒エプロンは社内資格、一般の人には別の道がある
- 黒エプロン=コーヒーマスターに贈られる特別なエプロン
- 社内の認定を受けたパートナーだけが着用できる
- お客さんとして取得することはできない
- 上にはエリアコーヒーマスター・コーヒーアンバサダーがある
- 一般の人は在宅で取れる民間資格が現実的な選択肢
店内で黒エプロンを見かけたら、それはコーヒーの知識を認められた人がいる合図です。時間に余裕があるときに、好みの一杯を相談してみてください。
参考にした情報