コーヒーの粉を、水ではなく牛乳に浸して抽出する「ミルクブリュー」。水出しコーヒーの牛乳版ともいえる淹れ方で、器具も技術もいらないのに驚くほど濃厚な一杯が作れると、コーヒー好きのあいだで人気が高まっています。
この記事では、ミルクブリューとは何か、作り方や黄金比率、カフェオレとの違い、合う豆までコーヒーソムリエの視点で解説します。牛乳のおいしさをまるごと味わえる、夏にぴったりの飲み方です。
※情報は2026年7月時点のものです。
この記事の結論
ミルクブリューとは、コーヒーの粉を水ではなく冷たい牛乳に浸して、低温でじっくり抽出する淹れ方です。水出しコーヒーの牛乳版で、専用の器具も技術もいりません。抽出したコーヒーに牛乳を足すカフェオレとは違い、最初から牛乳で抽出するため、角のない濃厚な甘みになります。冷蔵庫で数時間置くだけなので、夏向きの作り方です。
- 作り方:粉を冷たい牛乳に浸して冷蔵庫で数時間(器具不要)
- カフェオレとの違い:後から混ぜるのではなく牛乳で抽出する
- 味:苦味の角がとれ、濃厚でまろやかな甘みになる
- 注意:牛乳を使うため日持ちしない。作った日に飲み切る
目次
ミルクブリューとは?
ミルクブリューとは、コーヒーの粉を冷たい牛乳に浸して、低温でじっくり抽出する淹れ方です。水出しコーヒー(コールドブリュー)の水を、そのまま牛乳に置き換えたものと考えるとわかりやすいでしょう。
牛乳そのものでコーヒーを抽出するため、牛乳のコクとコーヒーの風味が最初から一体になるのが最大の特徴。あとから混ぜるカフェオレとは、まとまり方がまるで違います。特別な器具がいらず、冷蔵庫に置いておくだけで作れる手軽さも魅力です。
カフェオレ・アイスカフェオレとの違い
同じ「コーヒー×牛乳」でも、作り方がまったく違います。
スクロールできます
| 項目 | ミルクブリュー | カフェオレ |
|---|
| 作り方 | 牛乳でコーヒーを抽出 | 淹れたコーヒーに牛乳を混ぜる |
| 牛乳の役割 | 抽出液そのもの | あとから加える |
| 味わい | 濃厚・一体感・とろみ | 軽やか・まろやか |
| 時間 | 6〜8時間(冷蔵) | すぐできる |
ミルクブリューは、牛乳のとろっとした口当たりと、やわらかなコーヒーの風味が溶け合った濃密な味。カフェオレのすっきりした軽さとは、別物の魅力があります。アイスカフェオレの作り方は、次の記事で紹介しています。
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ミルクブリューの作り方
材料は、牛乳とコーヒーの粉だけ。手順もとてもシンプルです。
スクロールできます
| 材料 | 目安 |
|---|
| 牛乳 | 500ml |
| コーヒーの粉 | 30〜50g(中細挽き) |
| 抽出時間 | 冷蔵庫で6〜8時間 |
- コーヒーの粉をお茶パックに入れる:あとで濾す手間がなくなる
- 容器に牛乳を注ぎ、パックを沈める:粉全体が牛乳に浸るように
- 冷蔵庫で6〜8時間おく:一晩置くとちょうどよい
- パックを取り出して完成:軽く絞らず、静かに引き上げる
お茶パックがなければ、粉を直接入れて、あとからペーパーフィルターで濾してもかまいません。強く絞ると雑味が出るので、静かに引き上げるのがポイントです。
おいしく作るコツと合う豆
味の決め手は、やはり牛乳です。コーヒーソムリエとしておすすめなのは成分無調整の牛乳。乳脂肪とたんぱく質がしっかり含まれているので、とろみのある濃厚な仕上がりになります。低脂肪牛乳ではさっぱりしますが、ミルクブリューらしいコクは弱まります。
- 挽き目は中細挽き:粗すぎると薄く、細かすぎると濁りやすい
- 豆は中煎り〜深煎り:牛乳に負けないコクと香ばしさが出る
- 浸しすぎない:8時間を大きく超えると渋みが出ることも
挽き目の選び方は、次の記事もあわせて参考にしてください。
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なお、牛乳は生鮮品です。抽出は必ず冷蔵庫で行い、常温に長く置かないこと。できあがったら早めに(その日のうち〜翌日までを目安に)飲み切りましょう。コーヒーと牛乳の関係は、次の記事でも解説しています。
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ミルクブリューに関するよくある質問
- ミルクブリューとカフェオレの違いは何ですか?
-
作り方が違います。ミルクブリューは牛乳そのものでコーヒーを抽出するのに対し、カフェオレは淹れたコーヒーに牛乳を混ぜます。ミルクブリューのほうが一体感があり、とろみのある濃厚な味わいです。
- 牛乳とコーヒー粉の分量はどのくらいですか?
-
牛乳500mlに対してコーヒーの粉30〜50gが目安です。濃いめが好みなら粉を多めに。挽き目は中細挽きが扱いやすく、お茶パックに入れておくと濾す手間がありません。
- どのくらい浸せばいいですか?
-
冷蔵庫で6〜8時間が目安です。一晩置くとちょうどよく仕上がります。8時間を大きく超えると渋みが出ることがあるので、浸しすぎには注意しましょう。
- ミルクブリューに合う牛乳は?
-
成分無調整の牛乳がおすすめです。乳脂肪とたんぱく質がしっかり含まれているため、とろみのある濃厚な味わいになります。なお牛乳は生鮮品なので、必ず冷蔵庫で抽出し、早めに飲み切ってください。
水で抽出する通常の水出しコーヒーとの違いは、次の記事で確認できます。
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まとめ:牛乳のおいしさをまるごと味わう一杯
- ミルクブリューは牛乳でコーヒーを抽出する淹れ方。水出しの牛乳版
- 牛乳500ml+粉30〜50g、冷蔵庫で6〜8時間が基本
- 成分無調整の牛乳・中細挽き・中〜深煎りでコク深く
- 抽出は必ず冷蔵庫で、早めに飲み切る
ミルクブリューは、器具も技術もいらないのに、驚くほど本格的な味が楽しめる淹れ方です。牛乳のおいしさをまるごと感じられる一杯を、ぜひ今晩から仕込んでみてください。