韓国のカフェで話題になり広く飲まれるようになった「アインシュペナー」。一度は聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
コーヒーをデザートのように味わえるアインシュペナーは、見た目も味覚でも楽しむことが可能です。アレンジすることでオリジナルのアインシュペナーも作れてしまいますよ。
この記事では、コーヒーカクテル「アインシュペナー」について解説していきます。興味がある人はカフェや自宅でアインシュペナーを飲んでみてください。
アインシュペナーとは?
では「アインシュペナー」がどんな飲み物なのか見ていきましょう。
まるでデザートのようなアインシュペナー。話題になったのは最近のことですが、以外にも歴史のあるコーヒードリンクです。同じく韓国で流行った「ダルゴナコーヒー」との違いにも注目しながら、アインシュペナーの基本的な知識を学んでいきましょう。
韓国で話題のコーヒードリンク
アインシュペナーとは、深煎りのコーヒーと生クリームを使ったコーヒードリンクです。一般的にはコーヒーに同量の生クリームを乗せて作ります。コーヒーの苦みとクリームの甘みが楽しめる、まるでケーキのような味わいが特徴です。
アインシュペナーは韓国のカフェで流行し、見た目が可愛いと話題になりました。日本では馴染みが薄いですが、コーヒーにこだわる喫茶店では提供しているお店もあります。写真映えするため、SNSに掲載する人もいるようです。
アインシュペナーの歴史
アインシュペナーは韓国が発祥ではなく、オーストリアが発祥といわれています。アインシュペナーはドイツ語で「一頭の馬」を意味し、まだ戦争中であった頃に馬車の御者が飲んでいたことが起源とされています。
当時はエスプレッソコーヒーを使用し、冷めないようにクリームで蓋をするという意味合いで作っていました。グラスに注ぎ、御者が片手で飲みやすいように工夫されていたそうです。
ダルゴナコーヒーとの違い
韓国で流行したコーヒードリンクで「ダルゴナコーヒー」がありますよね。アインシュペナーとはどのような違いがあるのでしょうか?
ダルゴナコーヒーは、牛乳の上にコーヒーベースで作ったクリームを乗せた飲み物です。クリームとコーヒー粉に砂糖を加えてしっかりと泡立てます。グラスにミルクを注いで、クリームを乗せれば完成です。
ダルゴナコーヒーはミルクを強く感じるマイルドさが特徴ですが、アインシュペナーは苦みと甘みが両方味わえるお菓子のようなドリンクです。どちらも見た目が可愛くコーヒーが苦手な人でも飲みやすいので、ぜひ飲んでみてください。
アインシュペナーの作り方は?
次にアインシュペナーの作り方を見ていきましょう。
一般的なアインシュペナーは非常にシンプルで簡単に作れます。スーパーやコンビニなどで材料が揃えられるので、自宅でもチャレンジしやすいですよ。材料と手順を見ながら作ってみましょう。
材料
- 温かいコーヒー(エスプレッソまたは深煎りのレギュラーコーヒー)
- 生クリーム(コーヒーと同量)
- 砂糖
作り方
- コーヒーを抽出する(エスプレッソを使う場合は、お湯で薄めてアメリカーノを作っておく)
- 生クリームを角が立つまで混ぜておく
- グラスに砂糖を入れコーヒーを注ぐ
- 生クリームを乗せて完成
使うコーヒーの種類やクリームの質感によっても味わいが変わります。お好みで調節して作ってみてください。
飲み方
飲み方に決まりはありませんが、クリームを混ぜる場合とクリームとコーヒーを別で楽しむ方法があります。クリームを混ぜるとカフェオレのようなマイルドなコーヒーが味わえるでしょう。クリームをスプーンですくいながらコーヒーを飲めば、苦みと甘みのハーモニーが楽しめます。
アインシュペナーの美味しい飲み方とは?
アインシュペナーの基本的な楽しみ方がお分かりいただけましたか?
デザート感覚で飲めるため、より美味しく飲むために工夫してみると楽しみが広がります。そのまま飲んでも美味しくいただけますが、アインシュペナーをさらに楽しむためのポイントを見ていきましょう。
深煎りコーヒーを使う
使用するコーヒーは、深煎りのコーヒーを選びましょう。
アインシュペナーの魅力は、コーヒーの苦みとクリームの甘みがお菓子のような味わいになることです。浅煎りコーヒーの場合は酸味が強くなってしまい、苦みが薄れてしまいます。
フレンチロースト以上のコーヒーを細目で挽くと苦みとコクのあるコーヒーが抽出できます。もちろんエスプレッソを使っても美味しくできますよ。アフォガートのような味わいになります。
トッピングを楽しむ
クリームを乗せたら、その上からシロップやパウダーをかけてあげるとさらにスウィーツのようになります。
例えばチョコチップやチョコソースをかければ、モカやチョコレートパフェのような甘みとコクが楽しめます。シナモンパウダーやアーモンドパウダーをかけてあげれば、スパイシーで上品な飲み物に早変わりしますよ。
アレンジの幅は広いので、見た目が可愛く美味しいトッピングを見つけてみてください。
リキュールを使ってアレンジする
お酒が好きな人は、リキュールを加えてカクテルにすることも可能です。
上品な味わいが好みの人は、少量のラム酒を加えてみましょう。「フィアカー・コーヒー」というコーヒーカクテルになります。蒸留酒であればどんなものでも使えます。
コーヒーリキュールを入れてみるのもおすすめです。味わいは変わらず、アルコールを感じるアインシュペナーになります。リキュールを使う場合は、アルコール度数や風味に注意して適量入れるようにしましょう。
アインシュペナーを飲んでみよう
韓国で話題のコーヒードリンク「アインシュペナー」について説明しました。
見た目がおしゃれで甘いお菓子のような味わいの魅力的な飲み物です。コーヒーが苦手な人でもチャレンジしやすいため、自宅や喫茶店などでぜひ飲んでみてください。