エスプレッソマティーニとは?上品な味わいのコーヒーカクテル

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コーヒーとアルコールを合わせたカクテルの代表格が「エスプレッソマティーニ」です。エスプレッソマティーニは、ウォッカにエスプレッソ、そしてカルーアなどのコーヒーリキュールを合わせた大人のコーヒーカクテルで、ほろ苦さと甘さ、コーヒーの香りを一度に楽しめます。

この記事は、バーや自宅でエスプレッソマティーニを味わってみたい方、カルーアを使った作り方やカルーアなしのアレンジを知りたい方に向けて、歴史・特徴・レシピをわかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • エスプレッソマティーニとはどんなカクテルか(味・度数)
  • なぜ「マティーニ」と呼ばれるのか(名前の由来)
  • エスプレッソマティーニの発祥と歴史
  • カルーアを使った作り方とカルーアなしのアレンジ
  • アイリッシュコーヒーなど他のコーヒーカクテルとの違い

読み終えるころには、エスプレッソマティーニの魅力を理解し、バーで自信を持って注文したり、カルーアを使って自宅で作ったりできるようになります。

目次

エスプレッソマティーニとは?気になる発祥は?

ホットコーヒー

まずはエスプレッソマティーニの基本を整理します。

  • エスプレッソとウォッカ、カルーアで作るカクテルであること
  • どんな味で、度数はどのくらいか
  • 発祥のエピソードと名前の由来
  • アイリッシュコーヒーとの違い

エスプレッソとウォッカを使ったカクテル

エスプレッソマティーニは、ウォッカをベースに、エスプレッソショットとカルーアなどのコーヒーリキュール、シロップを合わせてシェイクするカクテルです。どんな味かというと、エスプレッソのほろ苦さとカルーアの甘いコーヒー感、ウォッカのキレが重なり、シェイクで生まれるきめ細かい泡(クレマ)が口当たりをなめらかにします。甘さと苦さのバランスがとれた、上品で大人びた味わいが魅力です。

アルコール度数はおおむね15〜25度程度と幅があり、ウォッカの量やシェイク時の氷の溶け具合によって変わります。コーヒーの苦みでアルコールを感じにくいものの、しっかりお酒を含むため、エスプレッソマティーニは飲みごたえのあるカクテルといえます。

なお「マティーニ」と名前が付くものの、一般的なマティーニのようにジンやベルモットは使いません。通常のマティーニがジンとベルモットをステアして作るのに対し、エスプレッソマティーニはウォッカベースでシェイクして作り、マティーニグラス(カクテルグラス)で提供することから「マティーニ」と呼ばれるようになったとされています。ウォッカの代わりにジンやウイスキーを使うアレンジもあり、ベースを変えることで風味の違いを楽しめる点も、エスプレッソマティーニの面白さのひとつです。

発祥は女性のオーダー?

エスプレッソマティーニの発祥には諸説ありますが、有力な説のひとつが、1980年代にロンドンで活躍したバーテンダー、ディック・ブラッドセル(Dick Bradsell)さんの考案によるものです。1983年、ロンドンのソーホーにあったバーで、来店した女性客から「目が覚めて、なおかつ酔えるようなカクテルを」とオーダーされ、カウンター裏のエスプレッソマシンを使って生み出したと伝えられています。

当初は「ウォッカ・エスプレッソ」と呼ばれ、1990年代にマティーニグラスで提供されるスタイルが広まったことで、現在の「エスプレッソマティーニ」という名が定着しました。ブラッドセルさんは数々の名作カクテルを生み出した人物として知られ、エスプレッソマティーニはその代表作のひとつです。

アイリッシュコーヒーとの違いは?

コーヒーを使うカクテルとして、アイリッシュコーヒーもよく知られています。エスプレッソマティーニとの違いを整理します。

項目エスプレッソマティーニアイリッシュコーヒー
ベースのお酒ウォッカアイリッシュウイスキー
コーヒーエスプレッソ(冷たく)深煎りコーヒー(温かい)
仕上げシェイクして泡立てる生クリームを浮かべる
提供温度冷たい温かい
味の傾向ほろ苦く上品甘くデザート風

アイリッシュコーヒーは、アイリッシュウイスキーに温かいコーヒー・砂糖・生クリームを合わせた温かいカクテルで、生クリームと砂糖の甘さを楽しむデザートのような一杯です。一方のエスプレッソマティーニは冷たく、アルコール感とコーヒーのほろ苦さが際立ちます。同じコーヒーカクテルでも、味わいの方向性は対照的といえます。

エスプレッソマティーニ以外のコーヒーカクテルはある?

バリスタ女

エスプレッソマティーニ以外にも、コーヒーとお酒を合わせたカクテルは世界中で親しまれています。代表的なものを紹介します。

  • カルーアミルク(コーヒーリキュールの定番)
  • カフェ・コン・セルヴェーサ(ビール)
  • カフェ・ヴィーノ(ワイン)

カルーアミルク

バーや居酒屋でおなじみの「カルーアミルク」は、コーヒーリキュールを使ったカクテルの定番として広く親しまれています。カルーアを牛乳で割るだけで作れ、味わいはカフェオレに近く、ミルクの甘さとコーヒーの香りをやさしく楽しめます。

カルーアは家庭でも手に入りやすく、エスプレッソマティーニにも使われる代表的なコーヒーリキュールです。まずはカルーアミルクから試し、慣れてきたらカルーアを使ったエスプレッソマティーニに挑戦するのも、コーヒーカクテル入門としておすすめです。

カフェ・コン・セルヴェーサ

「カフェ・コン・セルヴェーサ」は、ビールを使ったコーヒーカクテルです。スペイン語で「セルヴェーサ(cerveza)」はビール、「カフェ(café)」はコーヒーを意味し、名前のとおりコーヒーとビールを合わせた飲み物です。

作り方はシンプルで、冷たいビールとアイスコーヒーを1対1で混ぜます。ビールの苦みや香ばしさがコーヒーと重なり、さっぱりと飲めるのが特徴です。本場スペインの味を試したい方は、バーで注文してみるとよいでしょう。

カフェ・ヴィーノ

「カフェ・ヴィーノ」はコーヒーとワインで作るカクテルです。「ヴィーノ(vino)」はスペイン語・イタリア語でワインを指します。使うのは、ブドウ果汁の甘みが強いポートワインが一般的です。

アイスコーヒーとポートワインをシェイクし、仕上げにオレンジピールとシナモンパウダーをトッピングして完成です。スパイシーさとブドウの甘酸っぱさが楽しめる、個性的なコーヒーカクテルです。お目にかかったら、一度試してみてはいかがでしょうか。

エスプレッソマティーニの作り方は?簡単に作れる?

モカ

エスプレッソマティーニは材料が少なく、自宅でも作りやすいカクテルです。

  • 必要な材料(カルーアを使う基本レシピ)
  • 作り方の手順
  • カルーアなしを含むアレンジ

材料

カルーアを使ったエスプレッソマティーニの基本的な材料は次のとおりです(1杯分の目安)。

材料分量の目安
ウォッカ30〜45ml
コーヒーリキュール(カルーアなど)15〜20ml
エスプレッソ(淹れたて)1ショット(約30ml)
シュガーシロップ5〜10ml
氷・シェイカー適量

分量はあくまで目安です。お酒を強めにしたいときはウォッカを、コーヒー感を強めたいときはエスプレッソを、甘さが欲しいときはシロップを少し増やすなど、好みに合わせて調整できます。

作り方

作り方はシンプルです。

  • シェイカーにウォッカ、カルーアなどのコーヒーリキュール、エスプレッソ、シュガーシロップを入れる
  • 氷をたっぷり加える
  • 表面にきめ細かい泡(クレマ)ができるまで、力強くシェイクする
  • 冷やしたグラスに注ぎ、好みでコーヒー豆を数粒飾る

エスプレッソは淹れたてを使うと香りが立ちやすく、しっかりシェイクすることでなめらかな泡が生まれます。リキュールは市販のもので作れ、カルーアのほかブランドを変えて風味の違いを楽しむのも、エスプレッソマティーニの醍醐味のひとつです。

アレンジしてみよう

基本のエスプレッソマティーニに慣れてきたら、アレンジを楽しみましょう。ウォッカをジンに変えるとスパイシーで爽やかな飲み口に、ウイスキーに変えるとコクのある味わいになります。レモンやオレンジの果汁を少し搾るのもおすすめです。

カルーアなしで作りたい場合は、別のコーヒーリキュールに置き換えるか、濃いめのコーヒーシロップに少量のラム酒を加える方法で近い味に仕上げられます。エスプレッソの苦みが気になる方は、アイスコーヒーに替えると苦みがやわらぎ、飲みやすくなります。自分好みのエスプレッソマティーニを見つけてみてください。

よくある質問

エスプレッソマティーニはどんな味ですか?

エスプレッソのほろ苦さに、カルーアなどコーヒーリキュールの甘さとウォッカのキレが重なった、ほろ苦く上品な味わいです。シェイクで生まれるなめらかな泡が口当たりをやわらげ、甘さと苦さのバランスがとれた大人向けのカクテルです。

エスプレッソマティーニの度数はどのくらいですか?

レシピや希釈によって変わりますが、おおむね15〜25度程度とされています。ウォッカベースのため軽くはありませんが、コーヒーの苦みでアルコールを感じにくく、飲みやすいと感じる方が多いカクテルです。

なぜ「マティーニ」と呼ばれるのですか?

一般的なマティーニのようにジンやベルモットは使いません。マティーニグラス(カクテルグラス)で提供されることから「マティーニ」と呼ばれるようになったとされています。

エスプレッソマティーニはカルーアなしでも作れますか?

作れます。カルーア以外のコーヒーリキュールに置き換えるか、濃いめのコーヒーシロップに少量のラム酒を加える方法でも、近い味わいに仕上がります。エスプレッソマティーニはアレンジの幅が広いカクテルです。

エスプレッソマティーニはいつ飲むのがおすすめですか?

カフェインを含むため、食後や夜の集まりなど、少し気分を上げたいときに向いています。ただしカフェインとアルコールを同時に含むため、就寝前や飲みすぎには注意しましょう。

コーヒーとアルコールは相性バッチリ

エスプレッソマティーニについて、特徴・発祥・カルーアを使った作り方まで紹介しました。コーヒーとお酒は相性がよく、エスプレッソマティーニ以外にもレシピは数多く存在します。

エスプレッソマティーニは、カルーアなどのコーヒーリキュールとウォッカで手軽に作れる大人のコーヒーカクテルです。コーヒーの淹れ方やリキュール選びを少し工夫するだけで味わいは大きく変わるので、コーヒーの知識を深めながら、自分だけの一杯を探してみてください。まずは身近なバーやご自宅で、エスプレッソマティーニを味わってみてはいかがでしょうか。

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