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カフェのメニューで見かける「マキアート」。ラテやカプチーノとどう違うのか、スターバックスのキャラメルマキアートと同じものなのか、いざ聞かれると答えにくい一杯です。実は「マキアート」という名前は、まったく別の飲み物にも使われていて、混乱のもとになっています。
この記事では、マキアートの本来の意味から、エスプレッソマキアートとラテマキアートの違い、ラテ・カプチーノとの見分け方、そしてキャラメルマキアートとの関係までを、コーヒーソムリエの視点で整理します。読み終えるころには、もう名前に迷いません。
※情報は2026年7月時点のものです。
この記事の結論
マキアートとは、イタリア語で「染みをつけた」を意味する言葉で、エスプレッソに少量のミルクを落としたコーヒーが本来の姿です。ミルクが主役のラテやカプチーノとは逆で、マキアートはコーヒーが主役。なお日本でおなじみのキャラメルマキアートは、ミルクにエスプレッソを落とす「ラテマキアート」系のアレンジで、本来のエスプレッソマキアートとは別物です。
- 語源:イタリア語の macchiato=「染みをつけた」
- 2種類ある:エスプレッソマキアート(コーヒー主役)/ラテマキアート(ミルク主役)
- ラテ・カプチーノとの違い:ミルクの量で見分ける(マキアートは少量)
- キャラメルマキアート:ラテマキアート系のアレンジで、本来のものとは別物
目次
マキアートとは?イタリア語で「染みをつけた」コーヒー
マキアート(Macchiato)とは、イタリア語で「染みのついた」「点を打った」という意味の言葉です。コーヒーの世界では、エスプレッソに少量のフォームドミルク(泡立てたミルク)を”染み”のように落とした飲み物を指します。
ベースはあくまでエスプレッソで、ミルクはほんの少し。カフェラテのようにミルクをたっぷり加えるのではなく、濃いエスプレッソに白い点を添えるイメージです。そのため、エスプレッソの力強い風味を残しつつ、角の立った苦味だけをやわらげた、大人向けの一杯になります。
マキアートには2種類ある|エスプレッソマキアートとラテマキアート
マキアートが紛らわしいのは、正反対の作り方をする2種類が存在するからです。どちらも「マキアート(染み)」ですが、何に何を落とすかが逆になっています。
エスプレッソマキアート(カフェマキアート)
一般に「マキアート」と言えばこちらです。エスプレッソに、少量のフォームドミルクを落としたもの。本場イタリアでは、エスプレッソ3に対してフォームドミルク1ほどの割合が目安とされます。茶色いエスプレッソに白い染みがつくイメージです。
ラテマキアート
こちらは順番が逆で、フォームドミルクに、エスプレッソを注いだもの。白いミルクに茶色い染みをつけるイメージです。ミルクがベースなので量も多く、味わいはマイルド。同じ「マキアート」でも、エスプレッソマキアートよりずっと軽く、甘く感じられます。
つまり、エスプレッソにミルクを落とすのがエスプレッソマキアート、ミルクにエスプレッソを落とすのがラテマキアート。ベースが逆だと覚えると、混乱しません。
マキアートとラテ・カプチーノの違い|ミルクの量で見分ける
ラテやカプチーノと迷いやすいですが、見分けるポイントは「ミルクの量」です。エスプレッソに対してミルクが多いほど、マイルドで甘くなります。
スクロールできます
| ドリンク | ベース | ミルクの量 | 味わい |
|---|
| エスプレッソマキアート | エスプレッソ | ごく少量 | 濃い・力強い |
| カプチーノ | エスプレッソ | 中(泡多め) | ふんわり |
| カフェラテ | エスプレッソ | 多い | まろやか |
エスプレッソの風味をしっかり感じたいならマキアート、ミルクのまろやかさを楽しみたいならカフェラテ、その中間がカプチーノ、と選ぶと分かりやすいです。カフェラテとカプチーノの細かな違いは、次の記事でくわしく解説しています。
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キャラメルマキアートは別物?スタバのマキアートとの違い
「マキアート」と聞いて、スターバックスのキャラメルマキアートを思い浮かべる方も多いはずです。ただ、これは本来のエスプレッソマキアートとはかなり違う飲み物です。
キャラメルマキアートは、ミルクをベースにバニラシロップやキャラメルソースを加えた、甘いアレンジドリンクです。構成としては、エスプレッソマキアートよりも、ミルクベースのラテマキアートに近い立ち位置。名前は同じ「マキアート」でも、濃いエスプレッソを楽しむイタリアの一杯とは別物、と考えるのが正確です。
キャラメルマキアートの詳しい内容は、次の記事で解説しています。
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マキアートを家で作るには
エスプレッソマキアートは、材料さえあれば家でも手軽に作れます。
- エスプレッソを1杯抽出する
- 少量の牛乳を泡立て、フォームドミルクを作る
- エスプレッソの上に、フォームドミルクをスプーンでそっと落とす
ポイントは、ミルクを入れすぎないこと。あくまで”染み”程度に留めるのが、マキアートらしさを出すコツです。
エスプレッソマシンがない場合は?
専用のエスプレッソマシンがなくても、直火式のマキネッタがあれば、エスプレッソに近い濃いコーヒーを手軽に抽出できます。数千円から手に入り、マキアートのベースには十分です。
リンク
マキネッタの使い方は、次の記事でくわしく解説しています。
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マキアートに関するよくある質問
- マキアートとはどういう意味ですか?
-
イタリア語で「染みのついた」「点を打った」という意味です。エスプレッソに少量のフォームドミルクを染みのように落とすことに由来します。ベースはエスプレッソで、ミルクはごく少量です。
- マキアートとラテマキアートは何が違いますか?
-
ベースと作る順番が逆です。エスプレッソマキアートはエスプレッソにミルクを落としたもので、ラテマキアートはミルクにエスプレッソを注いだものです。ラテマキアートのほうがミルクが多く、マイルドで甘めの味わいになります。
- キャラメルマキアートはマキアートと同じですか?
-
別物です。キャラメルマキアートはミルクをベースにバニラシロップやキャラメルを加えた甘いアレンジドリンクで、構成はラテに近いものです。濃いエスプレッソを楽しむ本来のエスプレッソマキアートとは、味わいの方向性が大きく異なります。
- マキアートとカフェラテはどちらが濃いですか?
-
エスプレッソマキアートのほうが濃く、力強い味わいです。ミルクがごく少量で、エスプレッソの風味をしっかり感じられます。カフェラテはミルクが多く、まろやかで飲みやすい味わいです。
エスプレッソとミルクの比率でどう味が変わるかは、カフェラテとカプチーノの違いを整理した次の記事がわかりやすいです。
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まとめ:マキアートは「エスプレッソに染み」が基本
- マキアートはイタリア語で「染みのついた」。エスプレッソに少量のミルクを落とした濃い一杯
- エスプレッソマキアートとラテマキアートはベースが逆。前者はエスプレッソ主体、後者はミルク主体
- ラテ・カプチーノとの違いはミルクの量。マキアートが最もミルクが少なく濃い
- スタバのキャラメルマキアートは、ミルクベースの甘いアレンジで別物
名前の由来と「ミルクの量」を押さえれば、マキアートはもう迷いません。次にカフェで注文するとき、あるいは家で作るときの参考にしてみてください。