エスプレッソとは?ドリップとの違いとラテ・カプチーノなど種類一覧

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エスプレッソはどんなコーヒーかご存知ですか?エスプレッソという名前は聞いたことがある方は多いと思いますが、他のコーヒーとの違いがよく分からないという方も多いのではないでしょうか。

本記事ではエスプレッソの特徴やドリップコーヒーとの違い、自宅でエスプレッソを作る方法、そしてエスプレッソから広がるドリンクの全体像をご紹介します。カフェのメニューでよく見る名前の違いも、ミルクの量で整理すればすっきり分かります。

この記事の結論

エスプレッソとは、細かく挽いたコーヒー粉に圧力をかけて短時間で抽出する、イタリア発祥の濃厚なコーヒーです。一杯の抽出量は25〜35mlほどで、180〜240mlのドリップコーヒーとは別物と考えたほうが分かりやすいでしょう。
カフェのメニューに並ぶカプチーノ・カフェラテ・マキアート・コルタード・フラットホワイトなどは、すべてこのエスプレッソにミルクをどう合わせるかの違いです。ミルクの量が少ない順に並べて覚えると、はじめての店でも迷わなくなります。

  • 抽出:細挽きの粉に高圧をかけて急速に抽出する
  • :25〜35ml。デミタスという小さなカップで出される
  • :旨味と苦味が濃縮された強い風味
  • :深煎りが基本。挽きたてを使う
  • バリエーション:ミルクの量と泡の質で名前が変わる
目次

エスプレッソとは

クレマが浮かんだエスプレッソのカップ

エスプレッソは、イタリア発祥の濃厚なコーヒーで、細かく挽いたコーヒー粉に圧力をかけて抽出します。小さな「デミタス」というカップで提供されることが一般的で、一杯に使われるコーヒー量は6〜12g。抽出量は25〜35mlと少ないことが特徴。ドリップコーヒーとは異なる強い風味が魅力です。

本場イタリアでは、エスプレッソは食後にさっと立ち飲みするのが日常の風景です。イタリアの飲み物全体を見渡すと、この一杯がどんな位置づけなのかがよく分かります。

同じ濃いコーヒーでも「デミタス」は少し違う文脈で使われる言葉です。その意味と違いは次の記事で解説しています。

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エスプレッソとドリップコーヒーとの違い

ソーサーにのせられたエスプレッソ

エスプレッソとドリップコーヒーは、抽出方法や抽出量、味わいなど、大きな違いがあります。

スクロールできます
項目エスプレッソドリップコーヒー
抽出方法高圧をかけて急速に抽出お湯をゆっくり通して抽出
挽き方細挽き中挽き〜粗挽き
一杯の量25〜35ml180〜240ml
味わい濃厚で苦味と旨味が強い軽やかでなめらか
デミタスカップ通常のマグ・カップ

抽出方法が違う

エスプレッソは、その名前の由来にもある通り、「急速に」(EXPRESS)抽出することが大きな特徴です。専用のエスプレッソマシンを使い、細かく挽いたコーヒー豆に高圧をかけて短時間で抽出します。この高圧により、コーヒーの風味成分が濃縮され、強い味わいとなります。

一方、通常のドリップコーヒーは粗挽きの豆を使用し、お湯をゆっくりと通すことで抽出されます。ドリップコーヒーの抽出には、蒸らす工程があるため時間がかかりますが、そのおかげでコーヒーの豊かな風味をじっくりと味わうことができます。

量が違う

エスプレッソを注文してその量の少なさに驚いた経験がある方は多いのではないでしょうか。

通常のコーヒーは、一杯あたり180~240mlであるのに対して、エスプレッソは量が少なく、一般的には25~35mlです。エスプレッソの濃厚な味わいは少量で十分に楽しめるため、量が少なくても満足感がありますよね。小さな「デミタス」というカップで提供されることが一般的です。

味が違う

エスプレッソは非常に濃厚で強い風味が特徴です。高圧で抽出されるため、コーヒーの旨味や苦味が強調されます。

一方、ドリップコーヒーは比較的軽やかで滑らかな味わいがあります。この違いは、コーヒーが好きな人にとっては特に重要なポイントですね。

エスプレッソのドリンクは「ミルクの量」で整理できる

カフェのメニューには、カプチーノ・カフェラテ・マキアート・コルタード・フラットホワイトなど、似たような名前が並びます。これらはすべてエスプレッソをベースに、ミルクをどれだけ、どんな状態で加えるかの違いです。

ミルクの量が少ない順に並べると、全体像がつかみやすくなります。

スクロールできます
ドリンクミルクの量特徴
エスプレッソなし25〜35ml。デミタスで提供
マキアートごく少量の泡エスプレッソに「しみ」を付ける程度
コルタードエスプレッソと同量ほどスペイン発。泡は控えめ
ジブラルタルコルタードに近い専用グラスの名前が由来
フラットホワイトやや多めきめ細かい泡。オセアニア発
カプチーノ多め+厚い泡泡の存在感が最大の特徴
カフェラテもっとも多いミルクの甘みが前に出る
アメリカーノなし(お湯で割る)ミルクではなくお湯を加える

この順番を頭に入れておくと、初めて入った店のメニューでも「今日はミルク少なめの気分だからコルタード」というふうに選べるようになります。

エスプレッソのバリエーション

白いテーブルに置かれたコーヒーカップと植物

エスプレッソはバリエーションが豊富です。エスプレッソ自体が非常に濃厚で風味豊かな飲料であるため、さまざまな方法で変化を加えることができます。

アメリカーノ

エスプレッソにお湯を加え、薄めたコーヒーとして楽しむ飲み物です。エスプレッソの苦みや濃度が軽減され、口当たりがなめらかで後味はさわやかになります。お湯の量は好みに応じて調節してください。

アイスで飲む場合の作り方や、注ぐ順番が逆になる「ロングブラック」との違いは、次の記事で解説しています。

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カプチーノ

抽出したエスプレッソにスチームドミルクとフォームドミルクを加えたもの。一般的には、エスプレッソとフォームドミルクを3:7ほどの割合で合わせて作られます。エスプレッソの深い苦味と、甘く柔らかなミルクの泡が絶妙にマッチしており、上に乗っているクリーミーな泡が特徴的です。

泡をどう飲むか、シナモンや砂糖はどう扱うか。迷いやすいポイントは次の記事にまとめています。冷たいアイスカプチーノの作り方も別記事で解説しました。

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カフェラテ

抽出したエスプレッソに、スチームドミルクを2:8ほどの割合で加えたもの。エスプレッソの深い苦味とミルクの甘みが感じられます。

カプチーノとの違い、そして使う牛乳による味の変化は、それぞれ次の記事で詳しく扱っています。

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カフェマキアート

エスプレッソに少量のフォームドミルクを加えたもの。一般的には、エスプレッソとフォームドミルクを9:1ほどの割合で合わせます。エスプレッソの苦味にミルクの甘さが加わりまろやかになります。

「マキアート」と「キャラメルマキアート」は名前が似ていますが、中身はかなり違います。それぞれ次の記事で解説しています。

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コルタードとジブラルタル

どちらもエスプレッソとミルクをほぼ同量で合わせた小さめの一杯です。カフェラテほどミルクに寄らず、エスプレッソの風味を残したまま飲みやすくしたい人に向いています。

コルタードはスペイン発祥。ジブラルタルは、アメリカのスペシャルティコーヒー店で使われたグラスの名前がそのままドリンク名になったもので、ブルーボトルコーヒーの定番として知られています。

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フラットホワイト

オーストラリアやニュージーランドで定着した一杯。カフェラテよりミルクが少なめで、泡がきめ細かいのが特徴です。カフェラテとの違いは次の記事で整理しています。

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カフェモカ

エスプレッソにチョコレートやココアパウダー、そしてスチームドミルクを加えたもの。エスプレッソとスチームドミルク、チョコレートの割合は一般的に2:7:1ほどです。ほのかにチョコレートの味が感じられます。

カフェモカやカプチーノとの違いが気になる方は、モカチーノを掘り下げた次の記事もどうぞ。

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アフォガート

エスプレッソをバニラアイスクリームにかけたデザートです。甘いアイスクリームに苦味のあるエスプレッソは絶妙にマッチしますよね。

アイスの溶け具合や食べる順番で、味わいはかなり変わります。アフォガートの楽しみ方は次の記事で紹介しています。

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炭酸・お酒と合わせるバリエーション

ミルク以外との組み合わせも広がっています。トニックウォーターで割るエスプレッソトニック、氷と一緒に振って作るイタリア発祥のシェケラート、ウォッカと合わせるカクテルエスプレッソマティーニなど、エスプレッソの濃さを生かした飲み方はさまざまです。

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自宅でのエスプレッソの作り方

木のカウンターに置かれた家庭用エスプレッソマシンとデミタスカップのエスプレッソ

自宅で本格的なエスプレッソを淹れて飲むことができたら素敵ですよね。ここでは、エスプレッソの抽出に必要なエスプレッソマシンの選び方と豆についてご紹介します。

エスプレッソマシンの選び方

エスプレッソの抽出には専用のエスプレッソマシンが必要です。家庭用には全自動タイプやセミオートタイプ、カプセルタイプ、手動タイプなど、さまざまな種類がありますので、自分に合った種類を確認することがおすすめです。

高品質のエスプレッソを求める場合は、圧力調整や温度管理が可能な高性能マシンを選ぶとよいでしょう。また、ラテアートを楽しみたい場合は、スチームワンドが付いたモデルが適しています。

家庭用の全自動タイプではデロンギ マグニフィカSが定番です。モデルによる違いや実際の使い勝手は、そちらの記事で詳しく解説しています。

マシンがないなら「マキネッタ」という手も

エスプレッソマシンは価格も置き場所も必要です。もっと手軽に濃いコーヒーを楽しみたいなら、直火式のマキネッタが選択肢になります。厳密にはエスプレッソマシンほどの圧力はかかりませんが、濃厚な一杯を淹れられます。

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豆の選び方

エスプレッソには、深煎りの豆がおすすめです。深煎りにすることで、コーヒーの豊かな風味が引き出されます。豆の鮮度も重要で、挽いた直後の新鮮な豆を使用するのが理想的です。また、個人の好みに合わせて、異なる産地やブレンドの豆を試してみるのも良いでしょう。

ミルクを泡立てるコツ

カプチーノやカフェラテを自宅で作るなら、ミルクの泡立てが仕上がりを左右します。道具別のコツは次の記事にまとめています。

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エスプレッソに関するよくある質問

エスプレッソとふつうのコーヒーは何が違うのですか?

抽出方法と量が違います。エスプレッソは細かく挽いた粉に高圧をかけて短時間で抽出し、一杯は25〜35ml。ドリップコーヒーは粗めに挽いた粉にお湯をゆっくり通して抽出し、一杯は180〜240mlです。同じ豆でも、濃さと味わいの方向性がまったく変わります。

カフェラテ・カプチーノ・マキアートの違いは?

ミルクの量と泡の状態が違います。ミルクが少ない順にマキアート(ごく少量の泡)、カプチーノ(多め+厚い泡)、カフェラテ(もっとも多い)となります。ベースになるエスプレッソはどれも同じです。この順番を覚えておくと、メニューで迷いにくくなります。

コルタードとジブラルタルの違いは何ですか?

中身はよく似ていて、どちらもエスプレッソとミルクをほぼ同量で合わせた小さめの一杯です。コルタードはスペイン発祥の呼び名、ジブラルタルはアメリカのスペシャルティコーヒー店で使われたグラスの名前が定着したもので、ブルーボトルコーヒーの定番として知られています。

エスプレッソに使う豆は何が向いていますか?

深煎りの豆が基本です。深煎りにすることでコクと香ばしさが引き出され、少量でも満足感のある一杯になります。鮮度も重要なので、挽きたてを使うのが理想的です。慣れてきたら産地やブレンドを変えて、好みの方向を探してみてください。

エスプレッソマシンがなくても作れますか?

厳密なエスプレッソはマシンが必要ですが、直火式のマキネッタを使えば濃厚な一杯を手軽に淹れられます。マシンほどの圧力はかからないため仕上がりは異なりますが、カフェラテやカフェモカのベースとしては十分に楽しめます。

エスプレッソはカフェインが多いのですか?

1mlあたりで比べれば濃いのは事実ですが、一杯は25〜35mlと少量です。そのため「一杯あたり」で見ると、180〜240mlのドリップコーヒーと大きく変わらない場合もあります。感じ方には個人差があるため、自分の体調に合わせて量や飲む時間帯を調整してください。

まとめ

本記事ではエスプレッソの特徴やコーヒーとの違い、自宅でエスプレッソを作る方法、そしてエスプレッソから広がるドリンクの全体像をご紹介しました。

カフェのメニューに並ぶ名前は、ミルクの量と泡の質で整理すればすっきり理解できます。ぜひエスプレッソについて知識を深め、おいしい一杯で素敵な時間をお過ごしください。

ここまでの内容に興味を持てたなら、コーヒーの資格で体系的に学ぶのも選択肢です。飲みながら学べる、数少ないジャンルです。

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