スペイン発祥のエスプレッソドリンク「コルタード」の特徴や違いを解説

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カフェのメニューで目にする機会が増えた「コルタード(Cortado)」ですが、その正確な定義やカフェラテ、フラットホワイトとの構造的な違いを即答できる人は多くありません。

コルタードとは、エスプレッソに少量の温めたミルクを加え、酸味を和らげつつコーヒー感を強く残したスペイン発祥のビバレッジです。エスプレッソとミルクの比率が1:1から1:2程度で構成され、液体の質感(テクスチャー)を重視する点に特徴があります。

本記事では、コルタードの基礎知識から他メニューとの明確な違い、そして美味しく抽出するための理論について専門的な視点で記述します。

この記事でわかること

  • コルタードの定義と言語的な由来
  • カフェラテ、フラットホワイト、マキアートとの成分比率の違い
  • 「ジブラルタル」との関係性と歴史的背景
  • 自宅で再現するための基本レシピと推奨器具
目次

コルタードの定義と発祥の背景

コルタードの定義と発祥の背景

コルタードは、エスプレッソのコクと苦味を維持しつつ、少量のミルクで角を取ったバランスの取れた飲み物です。一般的なカフェラテやカプチーノと比較してミルクの総量が圧倒的に少なく、コーヒー豆本来の個性をダイレクトに感じられるレシピとして設計されています。

ここでは、言語的な意味合いや提供スタイルの特徴について記述します。

  • スペイン語での意味と由来
  • 提供温度とテクスチャーの特徴

スペイン語での意味と由来

名称である「Cortado」は、スペイン語の動詞「Cortar(切る)」の過去分詞形に由来します。これは「エスプレッソを少量のミルクで切る(薄める)」というニュアンスを含んでおり、濃厚なエスプレッソの刺激をミルクで断ち切るように和らげることから名付けられました。

スペインのバル文化において、食後の消化促進や午後のリフレッシュとして、短時間で飲み干せるサイズ感が好まれて定着しました。現地では砂糖や蜂蜜を加え、デザート感覚で摂取されるケースも散見されます。

提供温度とテクスチャーの特徴

コルタードの最大の特徴は、フォームドミルク(空気を含んだ泡状のミルク)が極めて薄い、あるいはほとんど存在しない点です。スチームドミルク(蒸気で温められた液状のミルク)を主に使用するため、口当たりは滑らかでシルキーです。

また、提供温度はカプチーノなどに比べてやや低めに設定される傾向があります。これは、ミルクを過度に加熱せず甘みを引き出す温度帯(60℃〜65℃付近)を維持し、エスプレッソの繊細なフレーバーを損なわないための工夫です。

コルタードと他メニューとの構造的な違い

エスプレッソにミルクを加えるドリンクは多岐にわたりますが、専門的には「エスプレッソとミルクの比率」および「フォーム(泡)の厚み」によって明確に分類されます。

コルタードを理解するためには、類似するメニューとの差異を数値的に把握することが有効です。以下の表および解説では、主要なエスプレッソドリンクとの比較を行います。

スクロールできます
ドリンク名エスプレッソ : ミルクフォームの厚み特徴
コルタード1 : 1 〜 1 : 2極薄 (数mm)コーヒー感が強い、泡はほぼない
マキアート1 : 少量少量 (スプーン1杯)「染み」をつける程度、最も濃い
フラットホワイト1 : 2 〜 1 : 3薄い (5mm程度)フォームがきめ細かい、ラテより濃い
カフェラテ1 : 4 〜 1 : 6中程度 (1cm前後)ミルク感が主役、マイルド

フラットホワイトとの比率差

オーストラリアやニュージーランド発祥のフラットホワイトは、コルタードと混同されやすいメニューです。決定的な違いはミルクの総量にあります。

コルタードがエスプレッソと同量程度のミルクで構成されるのに対し、フラットホワイトはエスプレッソの2倍から3倍のミルクを使用します。また、フラットホワイトはシルキーなフォームドミルクを表面に浮かべるスタイルが一般的ですが、コルタードはあくまで「液体同士の融合」を重視するため、泡の存在感はさらに希薄です。

ジブラルタルとの関係性

サードウェーブコーヒー(第3の波と呼ばれるコーヒーブーム)の文脈で語られる「ジブラルタル」は、実質的にコルタードと同義です。

アメリカのブルーボトルコーヒーが発祥とされており、Libbey(リビー)社製の「ジブラルタル」という名のロックグラスにコルタードを入れて提供したことから、その呼び名が定着しました。つまり、レシピ上の構造はコルタードでありながら、特定のグラスで提供されるスタイルを指してジブラルタルと呼称します。この名称は主にアメリカ西海岸や日本のスペシャリティコーヒーショップで使用されています。

マキアートやカフェラテとの比較

マキアート(Caffè Macchiato)はイタリア語で「染みのついた」を意味し、エスプレッソにスプーン1杯程度のフォームドミルクを落としたものです。液体としてのミルク量はコルタードよりもさらに少なく、ほぼエスプレッソそのものの強さを味わう飲み物です。

一方、カフェラテはミルクの比率が高く、コーヒーが苦手な層でも飲みやすい設計になっています。濃度の順序としては、「マキアート > コルタード > フラットホワイト > カフェラテ」と認識しておくと、メニュー選びや抽出時の指針として役立ちます。

自宅で再現するためのコルタードの作り方

自宅で再現するためのコルタードの作り方

家庭でコルタードを作成する場合、エスプレッソマシンが最適ですが、直火式エスプレッソメーカー(マキネッタ)でも代用可能です。重要なのはミルクを泡立てすぎないことです。

  • 準備する器具と材料
  • 美味しく淹れる抽出手順

準備する器具と材料

基本的な材料は、極細挽きのコーヒー粉(深煎りが推奨)と成分無調整牛乳です。器具に関しては、9気圧程度かけられる家庭用エスプレッソマシンがあると理想的なクレマ(エスプレッソ表面の泡)を作れます。

代替案としてマキネッタを使用する場合、圧力が低いためクレマは生成されにくいですが、濃厚なコーヒー液は抽出可能です。ミルクに関しては、ミルクフローサー(泡立て器)を用意しますが、コルタードの場合は泡立て機能よりも「撹拌・加熱」の機能を中心に使用します。

美味しく淹れる抽出手順

以下の手順で抽出を行うことで、現地の味わいに近いコルタードが完成します。

  1. エスプレッソの抽出ダブルショット(約30ml〜60ml)を抽出します。
  2. ミルクの加熱ミルクを60℃前後に温めます。スチームノズルを使用する場合は、空気の取り込み(チリチリという音)を一瞬だけに留め、回転による撹拌をメインに行います。フローサーの場合も泡を立てすぎないよう注意し、余分な泡はスプーンで取り除きます。
  3. 注ぎ(ポアリング)エスプレッソが入ったグラスに対し、同量(1:1)のミルクを注ぎます。この際、泡ではなく液体がエスプレッソと混ざり合うように、少し高い位置から細く注ぎ入れ、最後に液面を整えます。

コルタードに関するFAQ

コルタードはどこのカフェでも注文できますか?

すべてのカフェにあるわけではありません。一般的なチェーン店よりも、スペシャリティコーヒー専門店や、バリスタが常駐する個人のロースタリーカフェで提供されている傾向があります。「ジブラルタル」という名称でメニューに掲載されている場合もあるため確認が必要です。

アイスコルタードを作ることは可能ですか?

可能です。氷を入れたグラスにエスプレッソを注ぎ、冷たいミルクを同量加えます。ただし、コルタード本来の「スチームしたミルクの甘みとエスプレッソの融合」を楽しむという観点では、ホットでの飲用が推奨されます。

コルタードに砂糖を入れても良いですか?

問題ありません。発祥地のスペインでは、砂糖を入れて甘くして飲むのが一般的です。エスプレッソの苦味と砂糖の甘みが混ざり合うことで、チョコレートのような風味を感じやすくなります。

まとめ:深い知識がコーヒーをより美味しくする

コルタードは、エスプレッソとミルクのバランスを極限まで追求した、シンプルながらも奥深い飲み物です。「エスプレッソ:ミルク=1:1〜1:2」という黄金比を知ることで、カフェでの体験や自宅でのコーヒータイムはより豊かなものになります。

コーヒーは、豆の種類だけでなく、抽出方法、ミルクの温度、そして比率によって味わいが無限に変化します。このような専門的な知識を体系的に学ぶことで、趣味の枠を超えたプロフェッショナルなスキルを身につけることが可能です。

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