コーヒースペシャリスト資格取得講座
コーヒースペシャリスト:スマホだけで完結!カフェ開業や独立を目指す方にも人気の資格。ラテアートやフードペアリングなど、実用性の高いスキルが満載!初回980円&いつでも解約OK!
👉 解説記事はこちら
UCC匠の珈琲講座
ドリップマスターコース もしくは おうちdeカフェコース
UCCコーヒーアカデミー監修!雑誌感覚で楽しめる教材と、おしゃれなアレンジコーヒーが魅力。マイペースに学べるから、コーヒー初心者にもおすすめ。
👉 解説記事はこちら
ジブラルタルコーヒーとは?特徴やカフェラテとの違いを解説

ジブラルタルコーヒー(Gibraltar Coffee)とは、サンフランシスコ発祥のエスプレッソドリンクの一種で、専用の耐熱グラスにエスプレッソと少量のスチームミルクを注いだ飲み物です。
一般的なカフェラテやカプチーノよりもミルクの量が少なく、エスプレッソ本来のコクや香りをダイレクトに楽しめる点が最大の特徴といえます。また、ミルクの温度をあえて低めに設定することで、甘みを引き出しやすい構造になっています。
本記事では、ジブラルタルコーヒーの定義から他ドリンクとの違い、美味しく飲むためのポイントについて詳しく解説します。
この記事でわかること
- ジブラルタルコーヒーの定義と名前の由来
- カフェラテやコルタードなど他ドリンクとの明確な違い
- ジブラルタルコーヒーならではの味わいと適温
- 自宅で楽しむための作り方と推奨される器具
- コーヒーの専門知識を深めるための方法
ジブラルタルコーヒーの基礎知識と名前の由来

ジブラルタルコーヒーは、特定形状のグラスを使用し、エスプレッソとスチームミルク(蒸気で温められたミルク)を独自の比率で合わせたドリンクです。
発祥は、アメリカ・サンフランシスコに拠点を置く「ブルーボトルコーヒー(Blue Bottle Coffee)」とされています。もともとはメニューに掲載されていない裏メニューとして、バリスタが休憩中や味の確認用に飲んでいたものが評判となり、一般的に広まりました。
本セクションでは、以下の要素について解説します。
- 名前の由来となったグラスの特徴
- エスプレッソとミルクの黄金比率
- 適温とされる温度帯の理由
名前の由来となったグラスの特徴
名称の「ジブラルタル」は、このドリンクを提供する際に使用されるグラスの商品名に由来します。
使用されるのは、アメリカのガラスメーカー「リビー社(Libbey)」が製造している「ジブラルタル」というシリーズのロックグラスです。このグラスは厚みがあり、八角形の底部を持つのが特徴で、高い保温性を誇ります。本来はカクテルや水を飲むためのグラスですが、エスプレッソの熱を逃しにくく、手に馴染むサイズ感であったことから採用されました。
エスプレッソとミルクの構成比率
ジブラルタルコーヒーにおけるエスプレッソとミルクの比率は、一般的に「1:1」から「1:2」程度とされています。
カフェラテが「1:4」から「1:5」程度であるのに対し、ジブラルタルコーヒーはミルクの割合が非常に低い構成です。そのため、エスプレッソの濃厚な質感(ボディ感)が希釈されすぎず、コーヒー豆の個性を強く感じられます。液量は全体で130ml(約4.5オンス)前後となり、短時間で飲み切れるサイズ感も特徴です。
甘みを引き出すための低い温度設定
ミルクの甘みを最大化するため、ジブラルタルコーヒーは通常のラテよりも低い温度(約50度〜55度前後)で提供されます。
牛乳に含まれる乳糖は、体温より少し高い温度帯で最も甘みを感じやすく、65度を超えるとタンパク質が変質し、甘みが感じにくくなる傾向があります。ジブラルタルコーヒーは「ぬるめ」に仕上げることで、砂糖を使用しなくてもミルクチョコレートのような濃厚な甘みと口当たりを実現しています。
ジブラルタルコーヒーと他のエスプレッソドリンクの違い

ジブラルタルコーヒーと混同されやすいドリンクとして、カフェラテ、コルタード、フラットホワイトなどが挙げられます。
最も大きな違いは「ミルクの量(比率)」と「提供される器」です。ジブラルタルコーヒーは専用グラスを使用することが定義の一部となっていますが、他のドリンクはカップや通常のグラスで提供されることが一般的です。
本セクションでは、以下の比較について解説します。
- カフェラテとの相違点
- コルタードとの相違点
- 各ドリンクのスペック比較表
カフェラテとの相違点
カフェラテとの決定的な違いは、ミルクの総量とフォーム(泡)の質感です。
カフェラテはエスプレッソに対して約4〜5倍のミルクを使用し、厚みのあるフォームミルクが乗ることが多いですが、ジブラルタルコーヒーはミルク量が少なく、フォームも極めて薄く(またはほとんどなく)仕上げられます。カフェラテが「ミルクを楽しむ飲み物」であるのに対し、ジブラルタルコーヒーは「エスプレッソの個性を楽しむ飲み物」と位置付けられます。
コルタードとの相違点
コルタード(Cortado)はスペイン発祥の飲み物で、構成はジブラルタルコーヒーと非常に酷似していますが、提供スタイルと発祥文化が異なります。
コルタードもエスプレッソとミルクを1:1〜1:2で割りますが、必ずしも特定のグラスを指定するわけではなく、取っ手付きの小さなガラスカップなどで提供されることが一般的です。実質的なレシピはほぼ同じですが、「ブルーボトルコーヒー発祥のスタイルで、ジブラルタルグラスに入っているもの」をジブラルタルコーヒーと呼び分ける傾向があります。
エスプレッソドリンクのスペック比較表
各ドリンクの違いを整理した比較表は以下の通りです。
| ドリンク名 | エスプレッソ:ミルク比率 | ミルクの温度帯 | 特徴的な味わい | 提供される器 |
| ジブラルタル | 1:1 〜 1:2 | 低め(約50-55℃) | 濃厚・甘みが強い・飲みやすい | 厚手のロックグラス |
| コルタード | 1:1 〜 1:2 | 普通〜高め | エスプレッソ感が強い | 耐熱グラス等 |
| カフェラテ | 1:4 〜 1:5 | 普通(約60-65℃) | ミルク感が強くマイルド | カップ・ボウル |
| フラットホワイト | 1:2 〜 1:3 | 普通 | シルキーな舌触り | カップ |
自宅で楽しむジブラルタルコーヒーの作り方

専用のエスプレッソマシンがあれば、自宅でも本格的なジブラルタルコーヒーを再現することが可能です。
ポイントは「厚手のグラスを用意すること」と「ミルクの温度を上げすぎないこと」の2点です。適切な器具と手順を踏むことで、カフェのような濃厚な味わいを家庭で楽しめます。
本セクションでは、以下の手順について解説します。
- 必要な材料と器具の準備
- 抽出とスチームの手順
- 美味しく仕上げるためのコツ
必要な材料と器具の準備
作成にあたり、以下の材料と器具を準備します。
- コーヒー豆:エスプレッソ用の深煎り〜中深煎りが推奨されます。
- 牛乳:成分無調整牛乳を使用すると甘みが出やすくなります。
- エスプレッソマシン:抽出とスチーム機能があるもの。
- グラス:リビー社のジブラルタルグラス(または厚手の耐熱グラス)。容量は4.5オンス(約130ml)程度が適しています。
抽出とスチームの手順
以下の手順で調理を行います。
- エスプレッソ抽出:ダブルショット(約30ml〜40ml)をグラスに直接抽出します。
- ミルクスチーム:ミルクをスチームノズルで温めます。この際、空気の混入(フォーミング)は最小限に抑え、液体の対流を中心に行います。
- 温度管理:ミルクの温度が50度〜55度程度になった時点でスチームを止めます。手でピッチャーを触り「少しぬるい」と感じる程度が目安です。
- 注ぎ:エスプレッソが入ったグラスに、ミルクを優しく注ぎ入れます。ラテアートを描く場合もありますが、表面を滑らかに仕上げるだけでも十分です。
美味しく仕上げるためのコツ
ミルクの泡(フォーム)を極力薄くすることが、口当たりを良くする秘訣です。
厚い泡ができると、口に含んだ瞬間にエスプレッソとミルクの一体感を感じにくくなります。スチーム時はノズルを深く差し込みすぎず、かといって表面で空気を入れすぎないよう調整し、シルクのような滑らかなミルク(スチームドミルク)を作ることを意識してください。また、完成後は温度が下がりやすいため、速やかに飲むことが推奨されます。
ジブラルタルコーヒーに関するFAQ
- ジブラルタルコーヒーに砂糖を入れても良いですか?
-
問題ありませんが、まずはそのまま飲むことを推奨します。 ジブラルタルコーヒーは低温のミルクを使用するため、牛乳本来の甘みが強く感じられます。まずは一口味わい、それでも甘みが足りない場合に少量の砂糖を加えると、エスプレッソの苦味とのバランスが保たれます。
- 専用のグラスがない場合、代用できるものはありますか?
-
厚手の耐熱ガラス容器であれば代用可能です。 ジブラルタルグラスの特徴である「保温性」と「口当たりの良さ」を再現するため、薄いグラスではなく、厚みのある小さめのロックグラスや耐熱ガラス容器を使用すると、雰囲気が近くなります。
- ジブラルタルコーヒーはアイスでも作れますか?
-
基本的にはホットで提供される飲み物です。 定義上、スチームミルクを使用するためホットドリンクに分類されます。アイスで作る場合は「アイスコルタード」や「アイスラテのミルク少なめ」といった扱いになりますが、濃厚な味わいは同様に楽しめます。
まとめ:ジブラルタルコーヒーで深い味わいを楽しむ
ジブラルタルコーヒーは、エスプレッソの芳醇な香りと、低温ミルクの自然な甘みが融合した、素材の味をダイレクトに楽しめるドリンクです。カフェラテよりもコーヒー感が強く、エスプレッソ単体よりもマイルドなため、コーヒー通の間で高い人気を誇ります。
本記事のポイント
- サンフランシスコのブルーボトルコーヒー発祥のドリンクである
- 保温性の高い「ジブラルタルグラス」で提供される
- ミルク温度を50〜55度と低めにし、甘みを引き出している
- エスプレッソとミルクの比率は1:1〜1:2程度で濃厚である
コーヒーの世界は、抽出方法やミルクの注ぎ方ひとつで味わいが大きく変わる奥深いものです。「もっと美味しいコーヒーを淹れたい」「カフェのメニューについて詳しくなりたい」と感じた方は、専門的な知識を体系的に学んでみてはいかがでしょうか。