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フラットホワイトの定義やカフェラテとの違い、美味しい作り方を解説

フラットホワイトとは、エスプレッソをベースに、きめ細かく泡立てたスチームミルク(蒸気で温められたミルク)を注いだコーヒー飲料です。
オーストラリアやニュージーランドなどのオセアニア地域で親しまれてきたこのドリンクは、エスプレッソのコクとミルクの滑らかさを同時に楽しめる点が特徴です。近年では日本国内のカフェでも提供される機会が増えていますが、カフェラテやカプチーノとの違いが曖昧なまま認識されているケースも少なくありません。
本記事では、フラットホワイトの定義から、他ドリンクとの構造的な違い、そして味わいの特性について専門的な知識を交えて解説します。
この記事でわかること
- フラットホワイトの正確な定義と発祥
- カフェラテ、カプチーノとの具体的な違い(比率・質感)
- フラットホワイトならではの味や食感の特徴
- プロが実践する基本的な作り方の手順
フラットホワイトの定義と発祥

フラットホワイトは、エスプレッソの味わいをダイレクトに感じつつ、シルキーなミルクの口当たりを楽しむために設計されたドリンクです。
このセクションでは以下の要素について解説します。
- オセアニア地域における発祥の背景
- ドリンクを構成する基本要素
オセアニア地域が発祥の地
フラットホワイトの起源は、1990年代のオーストラリアまたはニュージーランドにあるとされています(両国ともに発祥地を主張しています)。当時、イタリア移民の影響で普及していたエスプレッソ文化が、現地の嗜好に合わせて独自に進化しました。「フラット(平らな)」+「ホワイト(ミルク)」という名称は、表面のフォーム(泡)がカプチーノのように盛り上がっておらず、液面が平らであることを意味しています。
エスプレッソ主体の濃厚な構成
フラットホワイトの最大の特徴は、エスプレッソに対するミルクの比率にあります。一般的に、通常のカフェラテよりも少量のカップ(またはグラス)で提供されることが多く、エスプレッソの使用量は同等であるため、コーヒー感(コーヒー豆の風味)がより強く感じられる構成となっています。
フラットホワイトとカフェラテ・カプチーノの違い
多くの人が疑問を持つ「カフェラテ」や「カプチーノ」との違いは、主に「フォームドミルク(泡)の厚み」と「エスプレッソとミルクの比率」に起因します。
それぞれの違いを明確にするため、以下の比較表と要点を確認してください。
| 項目 | フラットホワイト | カフェラテ | カプチーノ |
| エスプレッソ感 | 強い | マイルド | 普通〜強い |
| フォームの厚み | 極薄(約5mm以下) | 薄め(約1cm前後) | 厚め(約1.5cm以上) |
| ミルクの質感 | シルキー・滑らか | クリーミー | ふわふわ |
| カップサイズ | 小さめ(150ml〜180ml前後) | 中〜大(200ml〜) | 中(150ml〜180ml) |
フォームドミルクの厚みと質感
最も技術的な違いが現れるのが、ミルクの質感です。
カプチーノは空気を多く含んだ厚い泡(ドライフォーム)を楽しむのに対し、フラットホワイトは空気の含有量を極限まで減らした微細な泡(スチームミルク内のマイクロフォーム)を使用します。これにより、液体と泡が分離せず、一体化したような滑らかな舌触りが生まれます。カフェラテも滑らかですが、フラットホワイトはさらに泡の層が薄く、エスプレッソのクレマ(表面に浮かぶ黄金色の泡の層)が表面に広がりやすい特徴があります。
カップサイズとエスプレッソの割合
提供される総量に対するエスプレッソの濃度が異なります。
カフェラテはミルクの量が多いため、全体的にマイルドで飲みやすい味わいになります。一方、フラットホワイトは比較的小ぶりなカップを使用し、ミルクの総量を抑えることで、エスプレッソ本来の苦味や酸味、香ばしさを際立たせています。
表面の仕上がりとアートの描きやすさ
液面の仕上がりにも差異があります。
カプチーノは泡が厚く盛り上がりますが、フラットホワイトは名前の通り表面が平滑です。この表面の滑らかさとクレマのコントラストは、ラテアートを描く際にも適しており、複雑な細い線を描くのに向いているとされています。プロのバリスタは、このミルクの質感をコントロールすることで、ドリンクごとの口当たりを作り分けています。
フラットホワイトにおける味や食感の特徴

適切な抽出とスチーミング(蒸気による加熱・撹拌)が行われたフラットホワイトには、独自の官能評価基準が存在します。
このセクションでは、味覚と触覚の観点から特徴を掘り下げます。
- 口の中に広がる質感
- 素材本来の風味の感じ方
シルキーな口当たりと喉越し
フラットホワイトの魅力は、「ベルベットのような」と表現される滑らかな口当たりです。きめ細かいマイクロフォームが液体全体に馴染んでいるため、飲み始めから飲み終わりまで均一なテクスチャーを感じることができます。大きな泡のざらつきがなく、喉越しが良いのが特徴です。
コーヒー豆本来のコクと香り
ミルクの甘みを感じつつも、主役はあくまでコーヒーです。ミルクの量が抑制されているため、焙煎された豆の香ばしさや、使用している豆の個性(フルーティーさやナッツ感など)がミルクにマスキングされすぎず、ダイレクトに伝わります。そのため、高品質なスペシャルティコーヒー豆(生産履歴が明確で風味特性に優れたコーヒー)を使用する場合に推奨される飲み方でもあります。
本格的なフラットホワイトの作り方と手順

店舗で提供されるクオリティのフラットホワイトを作るには、エスプレッソマシンと適切なスチーム技術が不可欠です。ここでは、基本的な製造プロセスを解説します。
エスプレッソの抽出と準備
まず、極細挽きにしたコーヒー豆を使用し、エスプレッソマシンで濃厚なエスプレッソを抽出します。一般的にはダブルショット(約18g〜20gの豆から抽出される量)を使用することが多いですが、カップサイズに合わせて調整します。この時、良質なクレマを生成させることが、後の口当たりと見た目に影響します。
きめ細かいスチームミルクの作成
フラットホワイトの品質を決定づける工程です。
ミルクピッチャーに冷えた牛乳を入れ、スチームノズルを使って加熱します。この際、カプチーノのように空気を多く取り込むのではなく、ごく少量の空気を取り込んだ後、対流(ロール)を強く起こして泡を細かく粉砕します。表面に艶があり、大きな気泡が一つもない状態を目指します。温度は60℃〜65℃程度が適温とされ、過度な加熱はミルクの甘みを損なうため避けます。
注ぎの技術と仕上げのポイント
抽出したエスプレッソに、作成したスチームミルクを注ぎます。
高い位置から細く注ぎ入れ、ミルクとエスプレッソをカップの中で混ぜ合わせます(この工程を撹拌と呼びます)。カップが満たされてきたらピッチャーを液面に近づけ、薄いフォームの層を表面に広げます。最終的にカップの縁まで液体が満たされ、表面が平らで艶のある状態に仕上げます。
フラットホワイトに関するよくある質問(FAQ)
- フラットホワイトは苦いですか?
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カフェラテと比較すると、ミルクの量が少ないためエスプレッソの苦味やコクを強く感じます。しかし、きめ細かいスチームミルクの甘みが加わるため、エスプレッソ単体のような刺激的な苦味ではなく、まろやかさと濃厚さが調和した味わいです。
- アイスのフラットホワイトはありますか?
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本来、フラットホワイトはスチームミルクのきめ細かい質感を楽しむホットドリンクとして定義されています。しかし、近年では一部のカフェで、氷を入れたグラスに濃いめのエスプレッソと冷たいミルクを注ぎ、その上にごく薄いフォームミルクを乗せたものを「アイスフラットホワイト」として提供するケースも見られます。
- 家庭用の泡立て器でも作れますか?
-
簡易的な再現は可能です。濃いめに抽出したコーヒー(または直火式エスプレッソメーカーで淹れたコーヒー)を用意し、温めた牛乳をミルクフォーマーで泡立てます。ただし、店舗のような「マイクロフォーム」を作るのは難易度が高いため、泡立てた後に不要な大きな泡を取り除き、液体状のミルクとよく馴染ませてから注ぐのがポイントです。
まとめ
フラットホワイトは、単なる「ミルク入りコーヒー」ではなく、エスプレッソのコクとスチームミルクの滑らかさを黄金比率で味わうための洗練されたドリンクです。カフェラテよりもコーヒー感を強く感じたい時や、シルキーな口当たりを楽しみたい時に最適な選択肢と言えます。







